2019年6月20日木曜日

安倍総理が麻生さんを囲んでいたい理由:閣外に去ると何を言い出すかわからない

麻生さんが野党に問責決議案を突き付けられた。問題の金融審議会の報告書の処置を間違ったばかりか、いまだに疑惑がくすぶり安倍政権の足を引っ張る森友問題では財務省の不祥事に関連しての責任を取らず居座り続けること、そしてことあるごとに失言を繰り返しても安倍総理は麻生さんを辞任させようとしない。

麻生さんを首にできない理由は長期にわたり安倍政権を支えてきた屋だい骨であるばかりか、麻生さんが閣外に去ったらことあるごとに何を言い出すかわからないのだ。それはすべて安倍政権、安倍さん自身のスキャンダルなのだ。

その恐怖があるから首にできないのだろう。

森友問題は国有地払い下げで財務省の不祥事が続出し公文書の改ざんは民主政治の根幹を揺るがすことになったが、もとはと言えば「安倍総理夫妻による大疑惑事件」だ。麻生さんはそのとばっちりを受けている。

また今回の金融審議会の報告書の「老後の生活で2000万円不足する」ことが独り歩きし野党の攻勢にあっているが、よく読めば国民にも考える資料となるはずだった。

でも参院選を控え「まずい」と判断した安倍官邸が受け取り拒否を言い出した。当初は受け取り姿勢だった麻生さんは受け取り拒否に変更したために、国民、専門家の批判の矢面に立った。

麻生さんに何ら落ち度はない(?)が、安倍総理の都合で批判されることになった。麻生さんは腹が煮えくり返るはずだ。

麻生さんはいい加減に安倍政権と袂を分かつべきだろうが、ポスト安倍での麻生派、宏池会復活のこともあって我慢のしどころと思っているのだろう。







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