突如合意に達したトランプ関税で不思議なことに合意に関する共同文書の発出がないという。どういうことか、日米双方に誤解を生み後々の混乱の原因にならないか。特に四半期ごとに合意の進捗状況をチェックし不備なら関税を見直すとベッセント財務長官はいうが、赤澤大臣は「そんな話は出たことがない」といぶかる。
早々に合意内容の危うさが出てきた感じだ。
一方、石破おろしの動きは自民党内に激しい。青年局長が森山幹事長に決議文を手渡したという。石破さんが責任を取らないのなら森山さんが責任を取るべきだともいうが、石破総理は内閣、党共に続投だという。
野党は辞任の要求があやふやだ。先の党首会談でも煮え切らない。玉木さんが「いつまでやる気か」と問えば「合意の実施に努める」と石破総理はいう。
しかしここで石破総理が辞任し、新しい内閣ができたと仮定すると「どういう支障が出るか」。
合意に向けた共同文書がないのだから、だれが責任をもって答えるのか。誰も答えられないのではないか。赤澤さんが内閣に残れば話は別だが、合意を決めた責任は石破さんにある。
そこで出てきた動きが「石破さんやめないで」だ。国会前で集会もやったそうだ。参院選で自民党が惨敗した原因は自民党自体にもあるのだというのだ。特に岩盤の保守層が逃げたというのだ。
だったらポスト石破は高市さんかということになるが、少数与党ともなれば野党との連立が必要になる。保守色の強い高市さんでは無理だ。
小泉さん、林さんらの名前が上がる。石破政権が今後の政局をどう動かすか。日米合意に審議次第だ。
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