2019年12月2日月曜日

「桜を見る会」を考える:安倍晋三をそこまでさせた背景は、後継者問題か


自分の主催とはいえ、公的イベントである「桜を見る会」を私物化し公職選挙法違反、政治資金規正法違反疑惑がかかっているが、そこまでして後援会を優遇した背景には、自らの後継者問題があるのではないか。

総理まで駆け上った安倍晋三さんにしてみれば一番の問題は後継者問題だ。政界のサラブレットだから血縁者を探しているはずだ。うわさでも2~3人が上がっていた。

山口4区での安倍総理の得票は105000票程度、39%の得票率だが驚いたことに無効、棄権票が49%もあるという。有権者が棄権するから圧勝できているのだろう。

なんで棄権者が多いのか。林芳正さんとの関係で山口4区も保守分裂状態と言う。「モリカケ」問題もあって評判は良くない。さらに政権が長期化することで内政、外交に手詰まり状況だ。今回の「桜を見る会」の私物化は次の選挙でも尾を引くだろう。

選挙区も万全ではないのだ。

そのためにも今ある事務所、後援会を確固たるものにしたいのだ。そのためにも今まで世話になった支持者、後援会の人たちに恩返ししたい気持ちもあったのだろう。安倍総理枠、夫人枠、母上枠さらには実弟枠まで用意していたのだ。

招待客も人選が難しいので毎年次から次に招待状を出し応募形式で夕食会を含めたツアーの企画になっている。

選挙区で安倍さんに後継者がいないとなると、新たに志のある人材が出てくるだろうし、参院議員の林さんも鞍替えを狙っているだろう。世襲制を否定する動きも出るだろう。総理であっても決して安泰ではないのだ。

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