2019年12月23日月曜日

世界の安定、平和を乱すのは米国vs中国、ロシアの構図だ


世界の平和、安全を乱す要因は米国vs中国vsロシアの主導権争いの構図ではないか。米国の「保護主義」「アメリカ第一」政策で同盟国の絆にほころびが入ると、「ここぞ」とばかりに中国、ロシアが手を伸ばす。さらに悪いことに紛争の当事国が中国、ロシアであることから国連安保理常任理事国による仲裁の機会もないのだ。ウクライナ、南シナ海、尖閣諸島問題を考えればすぐ思いつく。

何故、国連安保理常任理事国5か国に拒否権が与えられているのか。これがあるために国連が本来の機能を果たせていない。日本がこの点で国連改革を訴えているのは当然かもしれない。

北朝鮮に対する非核化での国連安保理決議の経済制裁がうまくいっていない。

「瀬取り」外貨稼ぎに中国、ロシアが一役を担っているのだ。今、ニュースで北朝鮮労働者の帰国が報じられているが恐らく一部だけだろう。中国、ロシアの経済活動に北朝鮮の労働力は欠かせないのだ。

更に非核化で米朝会談を実施しても成果が見られない。北はアメリカに経済制裁で譲歩を求めているが、北が巨大国・アメリカを相手にするのは難しいとみると金委員長は中国、ロシアに後ろ盾を期待する。

北朝鮮の非核化、朝鮮半島の平和は金委員長ではなく中国、ロシアとアメリカの協調が必要なのだ。

核兵器開発、軍縮も米国、中国、ロシアの意向が大きく影響する。何やら「使える核ミサイル」開発競争が始まっているらしい。

また、北のサイバー攻撃に各国が悩まされているが、問題は中国、ロシアを通じてのインターネット接続がある。

気を付けなければならないのは、トランプ大統領の「保護主義」「アメリカ第一」外交路線で今まで築いてきたアメリカの同盟国との絆にひびが入ってきたことだ。駐留米軍費用を増額する要求はフランスをしてNATOに代わる独自の軍備構想が出たほどだ。日本も5倍の増額だし、他の国も同様の要求をされている。

先進同盟国との絆を害する行為は、即中国、ロシアが手を伸ばしてくる。自由主義国に対して社会主義の覇権拡大のチャンスだ。

中国の最近の動きにポンぺオ国務大臣は「米国の陸海空の優位を脅かしている」とアメリカへの挑戦と取っている。米中貿易摩擦、知的所有権問題、国営企業への優遇策など批判を強める。

一帯一路構想にはインド太平洋構想で対抗しようとしているが、新興国への港湾施設建設など経済支援の名目で中国の軍港化を目指している。

今までアメリカは巨大な経済圏、グローバルな軍事力で世界を牛耳ってきたが、如何にせんコストがかかる。そこへ中国が割り込んできたのだ。

今のGDPを見ると、はっきりしないがアメリカ2400兆円、中国1200兆円、日本600兆円だがロシアは200兆円弱、ロシアは経済成長に他国の資金が必要なことは極東開発で日本に経済支援を求めていることからもわかる。

やっぱりアメリカに対するのは中国なのだ。しかし今のような共産党一党支配の政治体制では広がらないのではないか。欧州ではポピュリズムの台頭で現政権が左派に脅かされる状況になってきているが、共産主義ではなかろう。人権を無視する政権が成功する可能性があるのか。

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