2019年12月13日金曜日

今日の新聞を読んで(312):政治家の一文字、安倍の「始」、山口の「軽」の本当の意味

「今年の漢字は」と記者に聞かれ安倍総理は「始」、公明党の山口代表は「軽」を上げたそうだ。聞かれて急に思ったのか、聞かれるだろうと用意していた漢字なのかどうかわ知らない。

安倍総理の「始」はW杯、東京オリンピックパラリンピックなどスポーツの力、躍動感を感じる新たな時代が「始」まると言うのだ。ところがマラソンでのゴタゴタ、会場の見直し、海水の汚水の臭いなどクレームが多く、オリンピックの在り方が問題になった。

一方、政治では安倍長期政権の終わりの「始」まりと言う感じではないか。「桜を見る会」では私物化、内閣改造早々に2人の重要閣僚の辞任、首相補佐官の不倫旅行、政権を支えた菅官房長官の求心力の低下は安倍政権の終わりの「始」まりではないか。

また、公明党の山口代表は消費税増税にあたって生活弱者を救済するために軽減税率の制度導入を主導したということで「軽」を上げたのだが、政権与党として支える安倍政権の質の「軽」さではないか。

更に菅官房長官に記者が「桜はどうか」と聞かれ「見たくも聞きたくもない」と苦笑いしたそうだ。そうだろう今、「桜を見る会」で記者の厳しい質問攻めにあっている。

安倍総理の不祥事にどうこたえるか四苦八苦しているのだ。ここは「総理自身が説明責任を果たすべきだ」と答えることができないのか。

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