2019年12月9日月曜日

北の「重大な実験を行った」発言:常に騒いでいないと忘れられる哀れな存在か


米朝首脳会談に向け良い動きがないことを懸念し北朝鮮が「非常に重大な実験を行った」と世界に発信した。北朝鮮のような国は常に騒いでいないと忘れられる存在と言ったのは金正日前主席だった。その教訓(?)を活かしているのか。哀れな存在ではないか。

先の米朝会談は、金委員長一行が華々しい政治ショーで意気込んで出かけたが互いの譲歩を期待したために内容はパッとせず失意の帰国になった。おまけにアメリカを批判するコメントを発表した。

北はアメリカが大きく譲歩し経済制裁を勝ち取ること、一方アメリカは北が非核化に向け譲歩することが目的だからうまくいくはずがない。そこのところを両国の事前協議でしっかり話しているのか。事前協議は平行線だが首脳同士で歩みよりが期待できると思って首脳会談まで持っていっているのか。

経済制裁解除を急ぐ金委員長は年末までの期限を切ってアメリカの譲歩を求めるがアメリカから良い感触が得られない。

痺れを切らして先月末に弾道ミサイルを発射、日米韓ともに弾道ミサイル発射は国連安保理決議に反すると批判すれば、北はロケット砲だといい、日本を批判した。「近いうちに身近に本当のミサイルを撃ち込む」と脅してきた。

トランプ大統領が何らコメントを発しないのでいらだっているのだ。代わりに日本を非難している。

北の行動に何ら批判はしないが、トランプ大統領は「自分の大統領選に妨げになるようなことはしないはずだ」「良い関係を保っている」という。

自分の大統領選しか頭にないのだ。トランプ大統領が非核化、朝鮮半島の平和、安全に貢献するとは思えない。もたもたしているうちに北は中国、ロシアとの距離縮め、ますます米朝階段は難しくなる。

重大な実験が新型エンジンの発射実験だとしたら次の騒ぎはICBMの発射実験と思われている。このような国が新聞の話題になるのがミサイル開発とすると哀れな国としか思えない。

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