2019年12月7日土曜日

沢尻、ゴーン容疑者の映像付きニュースは事件を印象操作していないか

沢尻容疑者の違法薬物事件のニュースで必ずメデイアは沢尻容疑者の笑顔でマイクで何かしゃべっているシーンや時には涙ぐむシーンを合わせて報道するが,悪いニュースを何故か印象操作しているように見えないか。こんな才能のある女優さんを追放してもいいのかと言いたげに聞こえる。

日産元会長のゴーン容疑者も大きなゼスチャーで何か自信ありげに訴えているシーンが多用されたが、こんな優秀なカリスマ経営者を降ろしていいのかと言いたげだった。

沢尻容疑者のニュースはすべて警察関係者からのリークであり、MSDSのほかにLSD,コカインなど10年前からやっていた、「私の物」「彼からもらった」という。強い常習性も疑われる状況だ。

ゴーン容疑者は「やったことはすべて適法で違法性はない」、「日産の追い出しに引っかかった」ともいう。日産の調査委員会は「経営者特有の違法行為」と断言したが、弁護人は「裁判自体が成立しない」といいだした。

情報番組は沢尻容疑者の件で持ち切りだ。爆笑問題が司会する情報番組ではコメンテーターの杉村太蔵さんが「薬物は一発アウト」と正論を吐くと、他のコメンテーターが反論する。「社会復帰のチャンスはないのか」と言うのだ。芸能人同士だから援護しているともみられるが、一般社会では杉村さんに賛意だ。

両容疑者も辣腕弁護人を付けて争うという。沢尻容疑者は反省しているとコメントを出したが、裁判では争うのか。警察の裏口から出ていったことも再び表に出た時に負担にならないか。

ゴーン容疑者もカリスマ経営者と言われながら最後は日産を食い物にした。経営トップは何をやってもよさそうに見えるが日本社会では許されないことだ。

両者ともに社会的制裁をすでに受けているように見えるが、きっちりけじめをつけるべきだ。メデイアは安易な妥協をしてはならない。国民に印象操作まがいのことはやるべきでない。

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