2019年12月16日月曜日

米朝会談の行方?:北は経済疲弊で「年末まで」、米は大統領選へ考慮?


北の金委員長が「年末まで」と期限を切り弾道ミサイルの実験で「戦略的位置づけを変える効果」を主張するのは経済制裁で国内経済が疲弊している証拠だろう。先の新聞でロシアに派遣されていた北の労働者が帰国を急いでいるニュースが伝えられた。国連安保理決議に沿った動きだろう。外貨を稼ぐ道を絶つことになる。

米は挑発行為が続くことに「敵対的行為を取れば多くの物を失う」「必要な軍事行動をとる」とけん制する。今まで弾道ミサイルの発射も黙認していたトランプ大統領だが執拗な挑発行為、米まで届くICBMエンジンテストともなれば黙ってはいられないのだ。

ビーガン北朝鮮対策特別代表が訪韓し、板門店での実務者協議を提案しているが、「年末までに」という期限には否定的だ。

米国は北とのの非核化交渉が「大統領選にどう影響するか」が判断基準になるのだろう。

米国は引き延ばせば有利になると思うが、一方で北は中国、ロシアへ軸足を動かすだろう。どっち道、北朝鮮の非核化は困難と見る。金委員長とトランプ大統領との友好関係(?)も大統領選までではないか。


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