2015年4月25日土曜日

知床半島の海岸線で10mの異常隆起?:巨大地震もなく何故

2015.4.25 朝日新聞
朝日新聞(2015.4.25)で驚くべきニュースが流れた。知床半島の海岸線で異常な隆起が24日見つかったのだ。「音も揺れもなく」起きたことに驚く。過去には房総半島で1677年の延宝房総沖地震M8.3、津波高さ17mで鴨川から茂原にかけて10~18m隆起し隆起段丘が出来ている。

今回は、新聞によると昆布拾いに来た女性が、海岸が若干高いことに気づいたが自分の背丈を超えていたという。

漁協組合長らが目測した結果、隆起は長さ500m以上、幅30~40m、高さは10~20mだった。

隆起の規模は巨大地震だった延宝房総沖地震に匹敵する規模だが、房総ではM8.3、津波17mが発生している。それが知床半島では何の兆候もなかったのだから驚く。

でもこれだけの隆起段丘が出来ているのだから何らかの地殻変動があったはずだ。付近のGPSに変化がなかったのか。今後の調査に注目だ。

特に問題なのは日本の原発は海岸線に立地している。このように突然10mも隆起されたらたまったものではない。新しい世界的に見ても厳しいといわれる規制基準をクリアーしていても何の役にも立たないことになるのだ。


【追記】
他のメデイアでの報道は見当たらなかったが、北海道新聞2015.4.25で海岸線で隆起し、山側では長さ500m、幅200~300m庭田って大規模な地滑りが起きていることが分かったという。現場は住宅などはなくけが人は出ていないようだ。
町長は「何が起きたのか、変化の恐れも有り心配だ」という。
                                      (2015.4.25)

背面で地滑りが起きていることを考えると雪解け水で地滑りが発生し、海底を押し上げたということか。

関連記事
2014.7.29掲載
最大級の延宝房総沖地震再来襲で房総半島10m隆起するのか


0 件のコメント: