2015年4月12日日曜日

官邸のメデイア牽制:メデイアは政権と一線を画す姿勢を示せ

官邸のメデイア牽制が目立つが、政権と一線を画する姿勢を示したらどうか。テレビ朝日「報道ステーション」をはじめ官邸のメデイア牽制が大きな問題になっているが、メデイアは政権と一線を画す強い姿勢が必要ではないか。NHKも籾井会長発言でゴタゴタしているし新聞、テレビも政権に寄りそったのでは国民の信頼は失うのではないか。

NHKニュースウォッチ9のメインキャスターは更迭され、テレビ朝日「報道ステーション」での古賀さんの降板にはテレビ局上層部、官邸からの圧力があったとする異例発言で大騒動、菅官房長官まで「事実無根」と会見する始末だ。否定すればするほど真実味が出てくるから不思議だ。

何でこうもメデイアは政権に弱いのか。確かに菅さんのように放送法を盾にされれば認可にも影響するのではないかとは誰でも思う。政権に睨まれれば社長の首も飛ぶのだろう。

一方で、官邸がメデイアの経営陣、解説委員などと会食して暗に政権批判を押さえ込もうという意思があるのではないか。そうと分かっていながら政権に接近する理由は何か。

あるコメンテーターが情報番組で「先日官邸で○○さんと話す機会があった」と言うのを聞いたことがある。政策の動きについて政権の中枢の考えは重要な情報ではあるが、そういう情報を自分は得ることが出来ることを売りにしているように思えた。

それ以来、政権寄りの発言をするコメンテーターだと思うと信用できなくなった。そういう人間は政権を批判することなど出来ないのだ。

海外では、メデイアが政権と会食するなど考えられないことだと聞いたことがあるが本当かどうかは分からない。しかしその方が良いに決まっている。

ニュース番組、情報番組のキャスター、コメンテーターの役割は偏らず自分の考えをしっかり言うことだ。その特徴が出せれば番組は評価される。


政権の顔色ばかり気にするメデイアの報道は信頼を失うばかりだ。「報道の自由」、「言論の自由」、「表現の自由」を堅持するためにもメデイアは姿勢を正すべきだ。

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