2020年12月19日土曜日

菅総理、二階から降りろ!:降りて情報を集めたらどうか

 

菅総理がいつぞや「圧倒的に情報が入らなくなった」とぼやいたそうだが二階にいるとダメだ、降りて情報を集めたらどうか。安倍さんも政権末期に「民意が上がってこない」とぼやいていた。異常に権力を固めると「裸の王様」になるのだ。

「菅総理には菅官房長官がいない」ことで菅総理が自ら政策を決断しているとメデイアは指摘するが、その菅官房長官はなんだったのか。権力を傘にやりたい放題をやっただけではないか。無理筋もやったために説明が付かないのだ。 

その延長線上を総理でやっている。「コメントを差し控える」発言が異常に多いとメデイアは分析している。日本学術会議の新メンバー任命で6人を拒否した。「人事のことはコメントしない」というが、国民は知っている。政府の政策を議論する公聴会で反対したためだ。 

「政府の政策に反対するものは遠ざける」ともしばしば発言していたではないか。YES MANを集めて何が出来るのか。食事会ぐらいか。 

菅総理の実現に主導的立場になった二階さんが相当の権力を握ったようだ。自民党を離党し、復党を希望する国会議員を招き入れている。選挙区の公認選びでは支部と本部がギクシャクしてきた。山口選挙区では自派議員を応援、広島選挙区では公明党議員を推し公募の地方議員と対立している。 

菅、二階vs麻生、岸田(?)の主導権争いも顕著になってきたか。自分の基盤のない菅総理は派閥バランスを取る必要がある。 

世論調査では内閣支持率が大きくダウンし40%、危険な30%台も眼前か。内閣支持理由に毎度のように「他の政権よりマシ」が高率で上げられているが、どの政権と比較しているのか。 

民主党政権のことか。他人事ではない。安倍政権、菅政権を「あの悪夢のような自民党政権・・」と言われる時代が来るのではないか。緊急事態、非常事態への対応はどの政権でもうまく行かない。 

新型コロナウィルス対策は安倍政権でも手こずって支持率を下げ政権放り出しになったが、菅政権でも二階さんとGOTOトラベルに拘ったために感染拡大防止が手遅れになった。 

所詮、「経済再生」と「感染防止」は二者択一だ。両立などうまく行くはずがない。医療機関逼迫の危機でやっとGOTOトラベルも一時停止になった。東京をどうするかは何時ももめる。 

そのたびに小池知事は官邸を訪ね菅総理と何かやっているように見せることが常套手段か。もう国民、都民は慣れっこになっている。インパクトのあるシーンではない。 

菅総理の言行不一致は信頼を落とした。国民には「マスク着用、少人数の静かな会食」を訴えながら自分は二階さんの主導とはいえ、8人でマスクなしで会食していたらしい。菅さんは「挨拶をし、直ぐ退席する積もり」と言っていたが「40分の一緒にいた」という。 

友党の公明党代表の苦言、国内、海外のメデイアの批判に「国民の誤解を招く結果になり真摯に反省」というが、これにまた火がついた。 

3ヶ月、党首討論、記者会見も無く過ぎたが、この一大事のときに国会を閉めた。丁々発止の議論も出来ない菅総理にとっては逃げの一手なのだろうが、国民と真摯に向かい合う姿勢がないと短命政権で終わる。 

野党はチャンスではないか。菅、二階自民党をまともな政権党とは思っていない。大手メデイアは政権交代のキャンペーンを張ってみたらどうか。それともネットが先行するか。

 

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