2022年1月12日水曜日

今日の新聞を読んで(521):しつこい中国の尖閣侵犯とどう戦うか

 中国の尖閣諸島領海侵犯は激しさを増すか。接続水域に中国の艦船が332日続く。最近は武器の使用も認めている。数少ない日本漁船に接近し威嚇する。新聞でが何隻が侵入し、何日に領海から出ていったというニュースが増える。

この付近は優れた漁場でもあるし、地下資源も豊富らしい。中国が欲しがっても不思議ではない。

また、太平洋への進出の海路でもある。何時までこんな状況を続けるのか。ある説によると沖縄返還から50年になる2022年5月まで、領海を管理している実績をつくる必要があるともいわれている。要は中国の領土なのだ。

これに対して日本は巡視船、航空機で侵犯事犯に警告を与えている。日本漁船拿捕を警戒しているのだ。だんだん中国の船も軍備を添えているようだ。

米国は日本を守ってくれるのか。在日米軍は日本防衛の義務を負っているのではないかと思っているが、確かな意味でそうでもなさそうだ。

米国は中国とのいざこざを避けたい。オバマ政権時、尖閣を守るメッセージを発してほしいという日本側の要望になかなか応えず、最後に「日本の施政権の範囲」とメッセージしたほどだ。

トランプさんは安倍さんとの関係で早くからメッセージを発していたようだが、駐留費の大幅な増額も要求した。しかしバイデン大統領になって、またまたはっきりしたメッセージはないか。むしろ新聞では岸田政権は中国寄りの二股外交と疑問視されているらしい。

そんな中で何ができるか。

新聞報道では海上自衛隊が南シナ海で「航行に自由」作戦を実施したという。菅政権の時だ。新聞にも報道されていたので知っていたが、米の中国包囲網で英独仏豪印が南シナ海で中国けん制行動取っている。

南シナ海での航行の自由作戦は各国に参加するしかないのではないか。日本独自にやっても効果は薄い。共同作戦こそ意味があるのだ。

東シナ海に比べて遠く離れているが、米国を中心としたけん制行動に参加することしかない。それと台湾有事への対応を考えておくべきだ。



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