2022年1月12日水曜日

北京冬季オリンピックとコロナ:中国は日本から何を学んだのか

 

先の東京オリンピックで新型コロナ感染拡大で1年延期、しかも感染は収まらず完全な形での開催を目指したがかなわず、無観客開催になった。IOCは強行の一点張りで日本の忠告を聞こうともしなかったようだ。しかし、終わってみれば「成功」という。 

北京冬季オリンピックも開催まで1か月を切ったが、新型コロナ、オミクロン株の感染拡大で西安、河南省はロックダウン中と言う。中国ワクチンは効き目が薄く新たなワクチンを開発中とのこと。

新聞はロックダウンでは食糧不足、住民の不満も高まり、このままでは経済も停滞、世界のサプライチェーンもダメで世界的に影響が大きくなると伝える。 

日本は民主主義の国だったから安倍さんは「完全な形での開催」「コロナに打ち勝ち国の力を世界に発信」と1年延期を決めた。ところが延期してもコロナ禍は収まらず、無観客、バブル方式の実施となった。それでも大会期間中は沸いた。

一方、中国はどうするか。独裁強権主義の国だ。メンツにかけても実施か。特に米国などから「外交拒否」を受けているのだ。 

北京はコロナ対策でロックダウンになるかもしれない。中国の地方からの北京入を回避するだろう。選手団はどうなるか。一応ワクチン接種、PCR検査で入国させ、出国もできるだろうが、大会が終わっての入国はどうするのか。全員14日間の監視隔離をするのか。 

選手の中には辞退者も出てくるだろう。主なメダリストは中国選手だけと言うことにもなりかねない。 

感染者の情報もなく、ゼロリスクで終わったと言ってもSNSで実情が発信されればメンツ丸つぶれではないか。 

IOCもやる気十分だが、東京でも選手などから感染者が出た。北京もそうなることは確実だろう。

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