最近のニュースで気になることがある。「バレなければいいのか」と言うことだ。国有地売買で国会議員の介入、土木工事での手抜き工事、そして新型コロナウィルス感染対策にもみられるのだ。
「バレなければいい」と思ってもそうはいかない。数人が関係していると誰からか悪事は漏れるのだ。悪事発掘に週刊誌が活躍しているがタレこみで内定が始まるのだ。
新型コロナウィルス感染拡大が続く。以前は夜の街、飲食業が要因だったが今は、職場、家庭などでのクラスターが多発し地域へ拡大しているらしい。
数人での職場での会議で誰か一人が咳をしていたがマスクはしていなかった。問いただすと「何でもない」と言うが症状が出てPCR検査してみたら陽性で、他の人も濃厚接触者で検査、結果は陰性だったが、最初からきちんと話し、体調不良を言ってくれていたらこんなことにはならなかったと言う事例が紹介されていた。
感染経路不明者の割合もい多いはずだ。外で仕事をし感染して家庭に持ち込む例も多いはずだ。本人は何も言わないが、危険な場所に言っていたが言わないだけだ。
正直に言っていればクラスター発生防止につながるが、他人に迷惑をかけたり犯人扱いされ立場が悪くなる。
誰でも「バレなければいい」と思うはずだ。
中日本高速道路で橋を支える土台部分の耐震補強工事をやったが、ひび割れが見つかった事例がある。孫請け業者から不正の申告があり、調査した結果鉄筋が不足していたことが分かったと言おう。発端は週刊文春の手抜き工事疑惑報道だ。
不思議なことに工事現場とは遠く離れた福岡県の業者が受注していた。案の定、宮内農林水産副大臣が口利きしたらしい。自分の選挙区の業者のようだ。
ひび割れが起きても安全性には問題ないというが工事のやり直し、損害賠償を請求、弁護士を含めた調査委員会を立ち上げるという。
「バレなければ儲かった仕事」だったのか。
又、加藤官房長官が関係していたのではないかと言う疑惑が上がった。米軍の艦載機の発着訓練をするために馬毛島を買い上げる事案があったが、当初予算は45億円だったが最終的には160億円と暴騰したことは以前新聞で報じられた。
「何かあったのだ」と言うことは容易に考えられるが国会議員が関与していたのか。当然に官房長官は否定するが誰も信じない。
これも「バレなければ大儲け」の話だ。
実際にその時、関係者は「バレないだろう」を高をくくっていたはずだが、悪事はばれるものだ。
新型コロナウィルスの感染拡大は国民の健康で文化的な生活を営む権利を侵害する。「自分のやったことで分かること」は正直に申告するべきだ。それが国民の義務だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿