2018年8月11日土曜日

(仮説)自民総裁2期6年だったら:安倍さんは身をひき、総裁選はどうなるか


もし、自民党総裁任期が26年だったら安倍さんは身をひき、今回の総裁選はどうなるか。安倍さんが3選を果たした後の3年後の事と比較してみたらどうか。

10日に石破さんが出馬表明し11日に安倍さんが山口で実質的に出馬表明し「初心に返って頑張る」と言ったそうだ。万一安倍さんが予想通り勝利したとしても「モリカケ」問題を初め失政を背負ったままだ。石破派、竹下派の一部を除き全派閥が安倍支持と言うがその目的は利権がらみの大臣待望組だ、もし入閣がダメだったら一気に安倍離れ、反安倍に動くだろう。任期が3年と言うことも影響し「死に体」内閣だ。

そんな不確実性の高い安倍政権を続投させるか、今回で安倍さんは潔く身をひくかだ。

仮説になるが、安倍さんが身をひいたらどうなるか。

各派閥がどう動くか。

石破さんは予定通り出馬するだろう。岸田さん、野田さん、河野さんはどうか。他に候補者がいるか。安倍さんの時は出馬すると潰されていたが本来、党内の足場を固めるためには可能性は低くても出馬する輩が多いし、そういう歴史がある。

岸田さんはどうか。今回は「干すぞ」と恫喝され出馬を見送り「安倍支持」を表明したが、同じように宏池会を再興しようとする麻生さんに「遅すぎる」と批判された。

本来、岸田さんは禅譲を期待していたが、どうなるか。岸田さんは政治姿勢が安倍さんと真逆だ。アベノミクスも見直しを主張していた。禅譲は期待出来ない。

自ら戦うしかないが、2位に付けることは出来る。挑戦しなければ後が続かないだろう。

野田さん、河野さんは世論調査の結果でも国民は余り期待していない。出馬しても実績造りの意味合いしかない。

最大派閥の細田派はどうか。派閥の立ち位置からして誰か出すのではないか。しかし安倍政治継承となると地方の党員は逃げるか。

安倍さんが院政を引くとすると甘利さん、茂木さんもいるが、政治資金で問題になったし、茂木さんは竹下派で石破統一に反対した。派内をまとめることが出来るか。

安倍さんからの禅譲、院政には危険が有り、不利な面もある。

野党は「モリカケ」問題で追及を緩めないだろう。証人喚問を要求されれば拒否しなければならずマイナス評価になる。安倍さんが身をひかない理由は「憲法改正」もあるだろうが昭恵夫人が国会へ証人喚問されるのを拒否するためではないか。

「モリカケ」問題が尾を引く事は各候補者も嫌うだろう。

無党派層は人気のある小泉進次郎さんに期待しているだろうが、先輩の多い自民党では「出る杭は打たれる」でチャンスを待つだろう。

一強支配で日本の政治はギクシャクしている。参院選を見てみないと分からないが自民党離れが始まると安倍さんの築いたダーテイーからクリーンへ交代しかない。過去にも自民党が批判されたとき椎名裁定でクリーンな三木さんが総理に付いたがクリーンな政権は自民党では長持ちしない。

石破さんもクリーンな内閣作りで「正直で公正な政治」を目指すと言う。安倍政治からの脱却、官僚に対しては内閣人事局を見直すという。安倍政権は制度を悪用し都合の良い政局運営に終始した。「そもそも国政とはその福利は安倍晋三が享受する」と憲法前文の一部を読み替えた方がいい。

3年後と今とを比較し、「政治改革」を求め正常な政治、金融政策、経済政策のためには「今こそ」安倍さんは身をひくべきだ。

憲法改正をやり遂げたいと言うが、そういう雰囲気ではない。憲法改正→国民投票を自分に手ではじめてやったという実績欲しいだけだ。憲法を余り知らない。

あと3年の安倍内閣か、6年の〇〇内閣か。

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