2018年8月17日金曜日

自民党総裁選:安倍総理は何故、出馬宣言を遅らせているのか


自民党総裁選で3選を目指す安倍総理は未だ出馬宣言を遅らせているのは何故だ。策士の安倍さんだから何か戦略があるのだろうが現役総理なのだから6年間の総括、今後3年間の政策をしっかり説明すべきではないのか。野党と違って総理に直結する選挙である事を認識すべきだ。

一方で、総理の立場を利用し総理経験者と会食したり、地方の自民党員を官邸に招いて会食したり、被害地視察と銘打って実際は地方党員対策をやっている行為が目立つ。メデイアは総理の行動として報道するから良いパフォーマンスだ。

一方、石破さんは安倍さんの言動について反論する場面で映像が流れるが405人の地方票の獲得を目指して少しでも有利にしようとしているようだ。どうしても安倍さんに較べて国民に姿を見せる機会は少ないだけ不利だ。

どうして安倍さんは出馬宣言を遅らせているのか。

1つには、石破さんから要求されている政策討論に出たくないのは本音だろう。討論会を拒否するために外交などで日程を詰めているのではないか。

2つ目は、出馬宣言すると、石破さんと平等な扱いにするためにメデイアの顔出しが減ってくる。それは不利と見ているのだろう。

3つめは、今は現役総理として票固めも終盤にさしかかったことを地方党員に示すことが出来る。

そういったことが考えられるのではないか。安倍さんには現役としての有利と不利が混在するが今は不利の方が大きいのではないか。

正々堂々と戦う姿を見せない安倍さんに8割の永田町の自民はどう考えているのか。入閣希望で今は安倍さん寄りの姿勢だが、内閣改造が終わると落ちこぼれる議員がほとんどだ。彼らが以後、どういう態度を取るか。

非安倍か反安倍だろう。無理して3選しても「モリカケ」問題、アベノミクス、憲法改正、外交と躓く政策が多すぎる。早い時期に「死に体」内閣になる可能性は大だ。

安倍さん圧勝ではなく、将来に希望をつないだ石破さん善戦で勢力拮抗に持って行く方が自民党のためだ。


0 件のコメント: