2021年4月3日土曜日

メデイアが報道する真意:カメラ目線で情報が変わってくる?

 

最近気になることが増えてきた。メデイアの新型コロナ感染拡大のニュースを見ると、カメラ目線で情報が変わってこないか。映像でメデイアが報道しようとする真意は何か。 

先の緊急事態宣言を期限前に解除した大阪も、ここに来て感染拡大で感染者数は急増、「まん延防止措置」が必要になってきた。宣言解除時は吉村知事の顔は新型コロナの押さえ込みに「勝ち誇った」顔だったが、今は憔悴した顔で「勇み足」を失敗し反省している姿が分かる。

東京も人手が増え、渋谷のスクランブル交差点での人での動くが放映される。行き交う人数の程度によって増えたか減っているかを判断するのだ。増えてるときを映せば人では増えていることになる。 

新橋駅ではサラリーマンの挙動が分かる。自粛となると家路へ急ぎサラリーマンの姿は少なくなるが、解除となると終電近くまで動き回る。 

繁華街付近では若者が道路わきの植栽付近で円陣を組んで飲んでいる。足元には缶ビールが転がっている。外出自粛要請など関係ないという。 

歌舞伎町あたりの飲み屋では時間外営業をしている店もあれば午後9字に店を閉める経営者もいる。 

観光地の人手の映像も最初に緊急事態宣言のときは閑古鳥が鳴く状況だったが、解除後はどっと増える。今まで我慢していたのでストレスが開放されたというが、人出を見ると「これで大丈夫か」と心配になるとも言う。 

シーンを選べば「やらせ」にもなる。 

どうせ「やらせ」なら、高齢の女性を映し、「今、お医者に行き薬をもらって、これからスーパーに買物に行きます。この時間ならそんなに込んでいない。天気のいい日には私のような高齢者は出来るだけ外に出て日光を浴びることです」といわせれば小池都知事がステイホームを言っているから外出を控える高齢者も減るのではないか。 

朝、晩マスクを取って散歩している人にインタビューするのも良いのではないか。 

ある経済学者が「人出を誘うようなメッセージは避けよう」とアドバイスしていた。正論だ。 

東京オリンピック開催を目指し聖火リレーの放映、有名ランナーを見たいために密になっているらしい。ひどい時は中止するという。 

競泳日本選手権も実施されスポーツ欄をにぎわしている。でもオリンピック開催が決まったわけではない。 

政府はGOTOトラベルの再開を狙っているようだし、新聞でもツアー広告が目立ってきた。 

人出、人の流れが感染拡大の要因であるが、何故、それを誘うような動きをするのか。 

桜も満開を過ぎようとしている。桜並木の囲まれた河川は桜の散った花びらが流れ良い景色だ。警備人が「蜜を避けて」とプラカードをささげて立っているが、お構いなしに蜜だ。木下で弁当を広げている人、酒を飲んでいる人、注意されて気が付く人もいる。 

テレビはいろんな映像を流すので外出を誘われているようだ。映像を見て出かけようと決める人もいるだろう。控えたほうが良い光景には画面に注意を喚起するか、赤の×しるしを入れるか工夫がいるのではないか。 

そういえば、菅総理の囲い込み記者会見も変わってきた。質問者を指差し、ペーパーなしで答える。早く切り上げて逃げようとする姿は見られない。謝罪に明け暮れる国会だが、自信でも付いてきたのか。

毎日のテレビの映像も気をつけてみるべきだ。メデイアは何を伝えようとしているのか。しっかり考えなければならない。

 

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