2021年4月6日火曜日

「想定外を想定する」:東日本大震災の教訓、新型コロナなどあらゆる場面で

 

読売新聞(2021.4.6)「東日本大震災 復興の評価と課題」を読んで

「大切なのは、「想定外」は起こりえると想定し、備えを十分にすること」という指摘に同感だ。あらゆる場面に重要だが、今は新型コロナ対策だろう。 

「平時から非常時へ速やかにモードを切り替えること」の大切さも強調している。だから平素からの想定が大事なのだ。 

3,11東北地方太平洋沖地震/津波被害は、結果論であれば何でもいえることだが、まったく想定外のことではなかったのではないか。先人や専門家はすでに指摘していたことでもある。 

3.11東北地方太平洋沖地震/津波での想定外は「津波高さが15m以上」と言うことだろうが、発生前に政府の地震調査会がすでに指摘し対策の必要性を訴えていたではないか。9世紀中ごろの貞観地震の再来を警告していた。 

にもかかわらず、東電は信用せず、対策を怠り甚大な被害が発生させた。先人たちも「ここから下に家を建てるな」とか「津波到達地点」などの石碑を建てて警告もしていた。 

決して想定外ではなかったが、「想定外」とは油断して被害を被った「言い訳」ではないか。 

過去の災害を考古学から探り出している磯田さんも「防災とは想定外を想定すること」と新聞で指摘していた。 

しかし、実際に災害に遭遇すると「安心バイアス」「安全バイアス」が働き逃げ遅れて被害に会う事例も多い。防災教育の重要性が指摘されている。

又、復興計画では「元に戻すことではなく将来を考えろ」とも言う。政府は被災者に寄り添う姿勢を示すために巨大な予算で高台に新しい生活ゾーン、インフラを築くが住民が戻ってこないという。立派な建物が並ぶが夜は真っ暗だという。 

当然だ。住民の帰還や水産加工業の衰退が想定できなかったのか。事故直後に専門家が被災地は過疎化地域であることを念頭に置くべきだと指摘していたが活かされなかったか。 

政治も問題だろう。

これは今の新型コロナウィルス対策にも言える事ではないか。 

「想定外」ってどういうことがいえるのか。 

感染拡大防止のためのロックダウンなどは既にの海外では実施されている。日本でどうなるか。 

「危険な場所には近寄るな」「多人数で会食は控えろ」「不要不急の外出自粛」「午後8時までの時短」「マスク着用」など言われているが、官邸では坂井さんが13人集めて政策検討を実施したというが数分の会食もあったらしい。未だ「問題はなかった」と抗弁する。大学の学長が感染した。テレビ会社で送別会を実施しクラスターが発生した。 

テレビで見ると、緊急事態宣言解除で「用意ドン」で人出が増え、人の流れが増えたという。ある地域ではGOTOとラベルも再開するという。 

ちぐはぐな政府のメッセージ、政策に国民は「気の緩み」っぱなしではないか。「想定外」が何時起きるか。それは決して想定外ではないのだ。

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2021.3.16掲載

防災とは?:歴史学者磯田氏曰く「防災とは起きていないことを想像すること」と yamotojapan.blogspot.com/2021/02/blog-post_16.html

 

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