2021年4月23日金曜日

安倍前総理、改憲を語る:未だ安倍前総理を頼る自民党の危うさ

 

安倍前総理が自民党憲法改正推進本部の最高顧問になったり、憲法に関するシンポジウムで自衛隊明記の憲法改正で発言をしている。最大派閥の細田派も安倍さんを頼る姿勢を示しているが、憲法や法律を守らない安倍前総理に憲法改正を主張する資格があるのか、そんな事態に自民党の危うさを感じないか。 

安倍政権時代、野党が要求する臨時国会召集に3か月も放置し、国会を開いたかと思うと所信表明もしない内に解散総選挙に打って出た。案の定、ゴタゴタ続きの野党は敗北、自民党が圧倒的多数の議席を得た。 

バイデン大統領が台湾問題で対中戦略を強化する中で「集団的自衛権行使」が現実味を帯びてきたが、憲法改正の手続きをせず、法制局長官を更迭して閣議解釈をやってのけた。 

総理の地位にありながら、憲法に違反する政策を実施する超保守派の政権を築いた。 

そして今も、自衛隊を憲法9条に明記する考え方を主張している。憲法改正前の国民投票法改正案も野党の反対でゴタゴタしているが、「多数決で決めろ」という。 

一方、現役時代の不祥事には責任回避している。今もって国民の多くが納得の行かないという「桜を見る会」の私物化、その安倍後援会による「夕食会」の政治資金規正法違反疑惑には「知らない」「関与していない」と自らの責任を回避する。 

当然のことで、検察審査会がゆるさない。 

行き詰まった新型コロナ対策では体調不良で政権を放り出した。辞職し体調が戻ったのか、元気が出てきてまた動き出したが、日本の民主政治の根幹を揺るがした責任はあまりにも大きすぎないか。 

責任を取って政界から退くべきだと思うが。

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