全く同じ国際経済の環境下にあるとは思わないが、欧米はゼロ金利解除し利上げへ。一方日銀は量的緩和策の維持を決めた。どうしてこうも対応が違うのか。
欧米は、新型コロナ、最近はロシアのウクライナ侵攻もあり原材料の値上げ、原油の値上がり、需給バランス、流通問題から物価は高騰、すべての物価が上がってインフレが増幅、国民生活、物価の安定からゼロ金利政策を止め、利上げに踏み切った。
一方日銀は米金利上げは円安を加速、企業収益、家計を圧迫し景気を下支えが必要と言う。個人消費回復も鈍く景気判断も「基調としては持ち直し」と言う。
2%物価目標はエネルギーの上昇もあり4月ごろまでに達成できる可能性はあるが、好ましい物価目標ではないか。
何故、欧米と日本は違うのか。
人口、市場規模、国民の相場観があるか。欧米では原材料の値上げは即製品に反映し、値上げできる。消費者も当然と思っている。
日本は、原材料値上げでも生産者が我慢したり、流通部門では消費者が「安物買い」のデフレマインドが国民の相場観で値上げできない。
今、消費を伸ばすために賃上げに動いているが、ここ30年の日本の賃上げがたったの4%と言う。労働者の犠牲の上に成り立った日本経済なのだ。
米国もグローバリゼーションで株主第一主義を世界中に拡散していたが、今は従業員第一、地域社会のための企業活動を謳いだした。
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