2022年3月9日水曜日

どうなるウクライナ問題(10):図に乗るプーチン、及び腰の米欧

フランス・マクロン大統領、ドイツ・シュルツ 首相が電話会談、他に仲介者が現れプーチン大統領と会談するも説得になならず、かえってプーチンのプロパガンダに利用され、図に乗り停戦の条件を引き上げていくプーチン大統領だ。

一方で、ロシアの標的になっているウクライナのゼレンスキー大統領は「国民に結束」を訴え、「国土を守る」とメッセージを送る。それがあってかどうか、ウクライナ軍は頑張って抵抗している。

EU,NATO加盟を急ぐが急には加盟国の承認は得られない。ウクライナ上空をロシア機の飛行を禁止する要望も米欧に反対された。ともに軍事行動を訴えるが、ウクライナ国内での直接軍事行動には二の足だ。

すべてがロシアとの世界戦争への発展を危惧している。それをいいことに、ロシアに敵対する国は「宣戦布告」と認めると言い出した。

米欧が積極的に参戦しないのはどうしてか。ウクライナ人はそう思うし、私たちも思う。

親米欧派のゼレンスキー政権が発足したのは2014年、親ロ派政権を打ち破った結果だった。プーチン大統領も親ロは傀儡政権に期待しているのだろう。

今、世界の注目を挙げているウクライナvsロシアの侵攻事件も、両者が世界から孤立している結果を見せつけている。

ウクライナは直接の軍事支援を得られず孤軍奮闘の抵抗戦で戦っているし、ロシアは経済制裁で世界から孤立している。「ウソ」の情報を流し自らを正当化しているがロシア国民が何時気づきプーチン政権の基盤を揺るがすかだ。

どちらが勝っても難しい欧米、ロシアの立ち位置だ。



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