2022年3月2日水曜日

どうなるウクライナ問題(8):やりたい放題のプーチン、欧米は世界大戦、核戦争回避の気遣い

 

現況のウクライナ問題、ロシアはキエフなど主要都市への侵攻を進めるが、停戦交渉の会談中も民間施設などへのミサイル攻撃を止めない。本来なら停戦を前提の交渉だから一時停戦すべきだが、プーチンが拒否しているのか、命令が徹底されていないのか。 

「核保有大国」を辞任するプーチンはウクライナ侵攻での戦況が不利と見ると核兵器の使用を前提の体制強化を言い出した。軍部は体制が整ったとプーチンに報告したようだ。

なかなか米国が積極的なウクライナ軍事支援が出来ない理由に、アメリカが参戦すれば第3次世界大戦、核戦争の可能性があるからプーチンに気遣っているのだろう。 

一方で、大国ロシアはやりたい放題だ。力づくで2つも人民共和国を承認し、要請に応じて平和維持、ロシア国民を守るためにウクライナ侵攻を決めたという。 

ロシア、プーチンへの批判は日増しに厳しくなる。EU, NATO加盟国が武器供与など支援に乗り出したし、国連は安保理以外に特別総会でロシアに非難声明を突きつける動きだ。役200の加盟国中80カ国は賛成している。 

ウクライナのゼレンスキー大統領は「EU加盟」を急ぎ、アメリカに積極的支援を要請した。ロシアにウクライナだけでは戦えないというのだ。 

国連常任理事国の中国、ロシアが紛争の当事国だ。これでは調停など出来ない。これにアメリカが加われば世界大戦の様相を呈する。それだけは避けたいのがアメリカ国民であり、バイデン大統領だ。 

ロシアのプーチン大統領、中国の習主席が冷静さを失った外交に出れば世界は混乱する。危ういバランスの上に成り立っている国際社会だ。

 

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