2025年12月3日水曜日

日銀・植田総裁やっと「利上げ」?:緩和策は始める時より終わる時が難しい?

こういう政策変更は、開始する時よりも終わる時の判断が難しい。金融政策は長い期間低金利になれていると 変わったときの変化が激しい。しかし、金融政策の正常化には今がチャンスか。

「利上げ」すると言いながら、諸般に事情で緩和継続を続けてきた。景気の下振れが心配なのだろう。

しかし物価上昇は3年半も2%を超えている。インフレの心配もある。日銀は物価上昇のほかにいろんな経済指標で動向を見ながら判断しているのだろう。トランプ関税で輸入物価は上がりインフレ傾向だ。

先日の植田総裁の発言だけで円高にすすみ株、国債は下落、長期金利はあがった。

恐らく小幅な利上げだろう。

一方、トランプ大統領はドル高を嫌がり「ドル下げ」をFRBに要求する。自らの関税で国内景気が下落するのを心配しているのだ。金利差が縮小すれば円高ドル安の期待もできる。日本は今、「安い国」だ。ある研究によると70%ぐらい安いという。

日銀は、小幅に上げていく必要がある。

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