2019年7月11日木曜日

気になる南海トラフ地震予知:事前発表5.8%、発生確率19.7%、的中1%か

朝日新聞 2019.7.11

地震調査研究推進本部が発表している巨大地震、首都直下地震では30年以内にM7の発生確率70%、南海巨大地震はM8~9が70%と高い確率が予測されている。すでに発生した地震では兵庫県南部地震はM7が0.02~8%、熊本地震では1%以下を考えるといつ発生してもおかしくない巨大地震なのだ。

最近週刊誌や写真週刊誌、女性週刊誌まで南海トラフ地震、富士山噴火が迫っているという記事が新聞広告で目立ったためにコンビニでその記事をチェックしたら京大の鎌田先生の説を記事にしたようだった。

鎌田先生の説では2020年に首都直下地震、2030年に南海トラフ地震を想定している。今世紀は地震、噴火の自然災害が9世紀のパターンに酷似していることから当時発生した地震と最近発生している地震から推定されている。発生確率から考えて発生が切迫しているために真実味が出てくる。

本当に地震予知はどうなのか。

相変わらず地震予知はむずかしいか。以前、地震学会で「地震発生のメカニズムがわかっていないのに予知など出来るはずがない」と主張した地震学者がいる。

ところで今日の朝日新聞(2019.7.11)の「科学 ユスリカ 「南海トラフ予知 やはり難しい」の記事が目に止まった。

それによると、関西大の林先生が地震学会会員の90人にアンケート調査した結果、地震発生の恐れを事前に発表できると考えている人は平均5.8%、予知が当たって実際に地震が起きる確率を19.7%とすると予知して起きる的中率は1.14%だという。

今までも週刊誌などで的中したという記事もあるが、「いつ、どこで、規模は」と言うことになると「いつ」が不明確なのだ。

ところが今、GPSでのひずむ、スロースリップと巨大地震との関連の研究が進んでいるのだ。




3.11東北地方太平洋沖地震発生の前にも、北の方からスロースリップが下がってきて止まったところが巨大地震の震源域だったという研究がある。富士川河口でもスロースリップが止まり地震の発生が危惧われているが、いまだ発生していない。ここで地震が発生すると日本の鉄道、道路など大動脈がマヒし大きな打撃が想定されているのだ。

読売新聞 2019.6.9

これを南海トラフ巨大地震との関連で考えるとスロースリップが日向灘南部~豊後水道~四国西部へ北上、2016年までの20年間に4回、長期スロースリップが発生、隣の領域に「ひずみ」がたまり、そのひずみが南海トラフ想定震源域周辺を移動しているのだ(読売新聞2019.6.9)。

そこで、長期及び短期スロースリップを研究すれば巨大地震の手掛かりになるのではないかと期待できるのだ。

「いつ、どこで、規模」と三拍子そろった予測は無理だろうが、「いつごろ、どのへんで、規模は」と言うことになると可能性はあるのではないか。身構えて警戒するだけでも「減災」につながるのではないか。

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