2019年7月27日土曜日

中央銀行再び金融緩和への動き:「世界経済減速への予防」か、「2%物価目標」達成か

折角、金融正常化に向かっていた各国中央銀行は世界経済減速への予防で再び金融緩和へ舵切りしている。トランプ大統領は「保護主義」で中国に対して貿易赤字解消のため高関税をかけ、中国の習主席も高関税で応酬する米中貿易摩擦、英国のEU離脱問題は離脱強硬派のジョンソン新首相の登場は世界経済に大きな影響を与え、各国中央銀行は景気減速に対する早めに手を打つために利下げ、緩和策への動きが激しくなりそうだ。

FRBは、海外経済の減速、米中貿易摩擦、英のEU離脱で追加緩和の必要性が出てくるという。さらに物価も伸び悩みで利下げは避けられないか。

ECBも米中貿易摩擦、英のEU離脱で景気減速を予測、ユーロ圏の景気後退の可能性は低いというが世界経済がユーロ圏経済を圧迫することは確かで、早めにに手を打ち景気減速を最小限にするとメデイアは報じている。

日銀はどうか。景気は2019年後半には回復とみていたが中国、欧州の経済減速で回復は先延ばしになりそうだとみる。2%物価目標が未達で大規模金融緩和を継続だ。

新聞では韓国も利下げするらしい。各国中央銀行も同じ動きだろう。

トランプ大統領、習主席、イギリスのジョンソン新首相の考え方ひとつで世界経済が混とんとする現状を本人たちはどう考えているのか。

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