2019年7月7日日曜日

参院選に問う(3):強権安倍自民の「嘲笑」に何故、反論しない旧民主党の立憲/国民?

強権政治の安倍自民の「旧民主党政権批判」にどうして立憲民主、国民民主の議員は反論しないのか。このままでは笑いものにされて終わるのではないか。

安倍総理はことあるごとに民主党政権のことを「悪夢のような民主党政権」という。側近の萩生田さんは「悪夢のよう」ではなく、「悪夢だ」という。安倍総理は自分の不祥事に説明不足、内閣人事局で官僚機構を管理し忖度政治の横行、財務省をはじめとする公文書の杜撰な管理、民間議員を加えた審議会、諮問委員会を重用し、国会審議を軽視、挙句の果ては強行採決と民主政治の根幹を揺るがし続ける安倍政権は「悪夢」ではないのか。

むしろ旧民主党政権の方が良かったのではないか。

安倍総理は「後戻りしていいのか」と問う。民主党政権時代の野田総理も解散総選挙で「前に進める政治か、後戻りする政治か」と自民党政権を批判していた時と同じだ。「安倍総理! 後戻りした方がいいのです」と言えないのか。

また、「再びあの混迷の時代へ逆戻りするのか」とも問う。あの時は小沢さんという剛腕政治家がいて権力の二重構造が当初から危惧されていたがその通りになり小沢vs鳩山、菅で政権は混迷した。さらに3.11東北地方太平洋沖地震、大津波により福島第一原発でメルトダウンという大惨事が起き、その対応で混迷に拍車をかけた。

当時の菅総理が超党派で対応する必要があると、自民党に谷垣総裁の副総理格、復興担当で入閣を打診したが、自民党は「民主党に手を貸すわけにいかない」と拒否した。了見の狭い自民党ではないか。

では安倍自民党は安定しているのか。一見安定しているように見えるが恐権政治が自民党を押しつぶしているのではないか。ポスト安倍潰しは安倍さんにとってはいいかもしれないが日本の政治にとっては大きな損失である。

参院選に向けた「俄か統一、共闘」を烏合集散と安倍総理は批判し、「政策の不統一」を追及する。確かに議員の生き残りをかけた解党、結党が相次ぎ、中には自民党に復党している。これだって自民がダメと思って出たが、やっぱり生き残るには自民でないとダメだと思っての行動ではないか。

「何かやろう」「改革しよう」という意志で行動したが、新しい党を作っていくのは容易ではないのだ。

旧民主党のみなさん! 安倍総理の笑いもので終わっていいのですか。反論しないのですか。

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