2019年7月23日火曜日

吉本興業、宮迫、田村さん処分撤回の記者会見の対応は日大アメフト部事件と重ならないか

吉本興業のお笑い芸人2人の反社会的勢力との闇営業問題が明るみに出、一度処分を出したがそれを撤回する異例の対応を取った事案の記者会見は何か日大のアメフト部の事案と重ならないか。

吉本興業が雨上がり決死隊の宮迫さん、ロンドンブーツ1号、2号の田村さんの単独釈明記者会見を受け、その反響の大きさに驚いた吉本興業が遅ればせながら社長弁解会見でコンプライアンス、芸人ファーストを打ち出した。

「いつの間にか戻ってもらえるなら全力でサポートする」と岡本社長は言いだした。涙をぬぐいながらの5時間にわたる記者会見だったが危機管理の専門家は酷評した。

宮迫さんの社長パワハラに「冗談だった」と言うが、宮迫さんの記者会見要望に反対し「処分するぞ」と脅したことは経営者として芸人より会社を守ることが重大だと考えたのだろう。

「あの二人にあんな格好で会見をさせたことは申し訳ない」という。本当なら会社側も出席した場であったと思うが、会社が反対していたのだからそうはいかなかったのだ。

あの日大のアメフト部での事件で、当事者である学生が単独で実情を説明する記者会見を開き、学生は評価されたが日大には批判が集中した。遅ればせながら理事長ではなく、順位としては4番目あたりの学長が会見したことも批判の的になった。

どうして吉本興業はこの日大の事例を参考にしなかったのか。弁護士などに相談していなかったのか。

宮迫さんらの涙を浮かべての釈明は見ていて本当のことを言っていると誰でも感じるが、吉本興業の社長の会見を評価する専門家はいないだろう。

今、テレビでお笑い芸人、タレントの存在しない番組は成り立たなくなっている。お笑い番組だけでなく情報番組にも出演し、その発言は若者に大きな影響を与えている時代だ。

写真週刊誌に写っている芸人さんがどんな仕事をしていたか知らないが、反社会的勢力と芸人の付き合いは、島田紳助さんの時に問題になり、売れっ子の紳助さんはすべての番組を降り引退したではないか。

何故、芸人たちのこういう事例を紹介し不祥事撲滅に努めなかったのか。

コンプライアンス、芸人ファーストと言っても6000人をどう束ねていくのか。先輩芸人さんたちの助けも借りて早急な対応が必要なのだろう。

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