2021年1月14日木曜日

効果のない新型コロナ対策(6):この緊急事態にどうして「まとまり」がないのか

新型コロナウィルス対策で、この緊急事態と言う「国中」でどうして「まとまり」が悪いのか。政府方針が「後手」であることは自明であるが、あまりにも批判的、否定的意見が多すぎないか。「まとまり」が悪いのだ。これでは期待した成果など出っこない。

その要因は「総理の言うことを信じてみるか」という意識が欠如していることではないか。 

安倍前総理も新型コロナウィルス対策で失敗し、内閣支持率が下落し、ついには政権を放り出した。続く菅総理も権力で周りを恫喝し従わせることには長けているが、国民の「信用」を得ることには至っていない。安倍さんも菅総理も「総理の資質」にかけているのだ。

自民党は2補選、解散・総選挙が迫っているが菅総理では選挙は戦えないという流れが出てきたようだ。

新型コロナウィルス対策で菅総理のメッセージが国民に十分に伝わっていないことは確かだ。常にペーパーに目を落とし棒読みする姿は国民に真剣に向かい合っていない。おまけに読み間違いだ。解散を聞かれ「秋までに」と言うところを「秋ごろ」と言ったり、緊急事態宣言の地域に福岡を静岡と言い間違えている。過去には漢字の読めない総理がいたが読み間違いが多いのだ。「心ここにあらず」なのだろう。 

国会審議、記者会見も嫌いなようだ。だから政策を国民に伝えるチャンスがない。権力で押さえつけて自分の考えを周辺の人間に言わせているのだろう。 

打ち出す政策にも異論が多く、誰を信じていいのかわからないのが現状だ。 

緊急事態宣言発出が「遅すぎる」と言われれば、要望されていないのに福岡を加え、政府の主体性を演出する。首都から地方へ感染が拡大していることを考えれば福岡を加えることにより九州への感染拡大を抑えることができることはわかるが、「最後のチャンスだ」と脅かされたらしい。 

「8時以降の外出自粛」も誤解されているようだ。昼間の酒を含む飲食は避けろと言う。

医療崩壊の危機と医師会や専門家は言うが、週刊誌では「そんなことなない」と否定する意見も出ている。東京は3つの病院が新型ウィルス感染専門病院になるという。スタッフは大丈夫なのか。

緊急事態宣言の解除時期も問題だ。菅総理は記者の質問に「仮定の問題には答えられない」と言ったそうだが、これには驚いた。発出―解除はセットになった政策でなければならない。答えられないとは何事か。 

西村担当相は東京では1日の感染者数500人以下、ステージ3の時点と言う。しかし専門家はステージ3もステージ4もその差は小さい。ステージ2まで落とす必要があるというが同感だ。 

また、専門家と政治家の間で考え方に溝ができているようだ。分科会の尾身会長はしばしば不満を言う。記者会見に同席しているが憮然とした顔が目立つ。 

また感染者数が増加している傾向にPCR検査件数があるらしいが、陽性率と合わせ疑問が残る問題だ。厚労省は積極的疫学調査を主張、感染経路割り出しに力を入れていたが、今は感染経路不明が50%以上を占め、保健所の仕事も過密になりパンク状態に至っては、この積極的疫学調査を放棄した県も出てきたようだ。 

分からないことが多すぎる。日本は感染者数が少ない理由に「日本モデル」と安倍さんは言っていたが、そんなものはない。諸外国と同様に感染者は増加、繰り返しピークが出ているのだ。

日本のワクチン開発はどうなっているのか。国産のワクチンの市場化を急ぐ必要がある。海外のワクチン導入を考えているようだが安全性のチェックをおろそかにしてはいけない。 

そして、こういった緊急事態対応にしっかりした組織で、リーダーを明確にし対応する組織作りが必要ではないか。憲法改正で緊急事態条項を加える話もあるようだが、縦割りでなく多くの機関が協力する体制作りが必要ではないか。リーダーが誰かだ。 

そして、経済再生も大事だと政府は言う。当たり前のことだが、今はどちらを優先するかだ。 

テレビで飲食業の人がコメントしていた。緊急事態宣言で時短は死活問題ではあるが、「このまま経済を考慮し感染が拡大すればそれこそ重大な事態になる。今回は我慢のしどころではないか」と。 

今、国民が外出自粛、業者は時短、自粛し新型コロナウィルス感染を抑え込めば、経済再生にも好条件になるのではないか。このメッセージが国民に伝わっていない。前回の宣言時に比べ人出が2倍以上になっているとは何事か。国民の「コロナ慣れ」「気の緩み」が愛大の敵ではないか。

東京都のテレビCMで小池知事が出演し外出自粛などを訴えているが、小池知事がテレビに顔を出すこと自体が「コロナ慣れ」増長させていないか。小池さんはテレビでの顔出しを慎むべきだ。

 

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