2021年1月7日木曜日

効果のない新型コロナウィルス対策(4):爆発的感染での中途半端な対策では行き着くところまで行くか

 

意外と言うか当然というか、12月1337人で1000人超えたと思ったら1週間後の7日は2447人と2000人超えになった。都知事が重要視していた重症者数も121人と毎日増加しているではないか。

新聞報道では20代666人、30代552人、40代408人と若年層(?)に感染者が多い。65歳代はそれでも264人と多い。7日の記者会見でも菅総理が若年層に強く協力をお願いしたほどだ。

緊急事態宣言発出に当たり専門家はどう評価しているのか。ほとんどの専門家は「遅い」という。京大の西浦教授は予測を公開している。実行再生産数が1.1と仮定すると2月末3500人、0.7と仮定すると2月中旬で100人程度になるという。今回の中途半端な対策ではなく、第一回の宣言での徹底した対策でないと大幅な減少は難しいのだ。

明日になればある程度はっきりした自粛、規制が分かるだろうが、飲食業にしてみればポストコロナでは従来通りの業態では営業は無理なのだ。新しいやり方を考えなければならない。旧態依然とした業態営業に補助金など無理なのだ。

しかし、今回の緊急事態宣言発出では問題が多い。まず、菅総理が及び腰だ。自ら記者会見はするが、国会での説明に出席していない。小池都知事に押し切られての宣言発出と引け目があるのか。それじゃ最初から期待できない。

更に宣言解除の条件が決まっていない。西村さんは東京では500人以下と言うし、ステージ4からステージ3になったときと言うが、専門家はステージ4からステージ2と言う。また様子を見ながら決めることになるのか。

こういった政策では解除の条件をしっかり詰めて発出すべきであり、そうしないと失敗する。

中途半端な結果で終わったら、次も大きな波がやってくる。今度はオリンピックも中止だ。

今回は全国的に感染拡大だ。大阪も607人で緊急事態宣言の対象を検討するというし、愛知県も431人で首都圏への移動禁止、夜間の外出自粛を県民に訴えている。


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