2021年1月4日月曜日

早いものでもう「ポスト菅」か:まとめ役不在で小粒の政治家の自民党政権は?

 年末までは、まだ菅政権の可能性も残されていたと思うが、年が明けると週刊誌は一気に「ポスト菅」記事でいっぱいだ。まだ菅政権になって4か月だが早いもので見限りされたか。安倍政権に続き日本学術会議問題に始まり民主政治は揺らぎ、新型コロナと言う大災害で自由の拘束が始まった。

政治課題、スケジュールも過密だ。

7月22日には都議会議員の任期満了、9月末には自問党総裁選の任期満了、そして10月21日は衆議院議員の任期満了で解散総選挙が待っている。

政治課題では緊急事態宣言の発出、11日にはGOTOトラベルの一時停止が終了予定、経済再生と新型コロナ感染拡大防止、収賄罪など「政治とカネ」の問題、安倍前総理の政治資金規正法違反問題、東京オリンピック・パラリンピックの是非、バイデン新大統領就任での政治課題、対中国では尖閣諸島問題でアメリカの日米安保適用など山積だ。

政権基盤の無い菅総理にしてみれば二階さんに頼るしかないが、GOTOトラベル、対中問題では二階さんを裏切る結果になる。いつまでも頼れる存在ではない。

二階さんも菅政権誕生では調整役を果たしたように見えるが主導権、私利私欲が見え隠れし結果、他派閥の反感を買った。

もう菅支持での調整役は出来ないだろう。

ポスト菅で候補に挙がっているのは、石破さん、岸田さん、河野さん、小泉さん、野田さん、下村さん、西村さん、加藤さんなどだ。

石破さんは前回の総裁選では最下位の3位に終わり、次の芽はなくなったと言われている。二階さんに潰されたのだろう。常に正論を吐くが意を同じくする輩が集まらない。それでも地方では人気が高い。よく自民党が苦しい下野した時に離党したことがあげられる。

石破さんが正論を吐けは自民党内で傷つく人間が多いとの指摘は当たっているかもしれない。

岸田さんには期待がかかる。宏池会復興の役目があるが麻生さんが問題だ。古賀さんが脱会したので麻生さんも岸田で動くか。広島選挙区での候補者選びでも求心力を失いつつある。

河野、小泉さんも個人プレーが多いが、まだこの年齢まで若返りは自民党内ではできないだろう。

野田さんは女性初の総理総裁で女性票をつかむことが出来るか。話題には事欠かないが。

下村さん、西村さんを誰が押すのか。下村さんは都議選の結果次第だし、西村さんも新型コロナウィルス対策、経済再生の二刀流ではうまくいかないだろう。

安倍さんの3度目も噂にあったが、政治資金規正法違反で秘書に責任を負わせ、自らは不起訴になったが、これから検察審査会で強制起訴まで持って行かれるだろう。3度目はない。

週刊誌に予測では総選挙があれば40議席減で安定議席を維持することは出来なくなるという。一方野党のゴタゴタは続き、政権交代はないだろう。拮抗まで持っていければ御の字だ。

そう考えると、自民党のたらいまわし政権になる。石破さんで自民党政権のの雰囲気を変えるか、野田さんで女性に躍進を位置づけるか。

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