2021年1月21日木曜日

私の「一つの思考実験」:「一日ラジオだけ」だと新型コロナウィルス情報はどうなるか

 

テレビの情報番組の新型コロナに関する報道を見ていると「恐ろしさ」を煽るばかりでかえって感染に対する対応が「マンネリ」になっているのではないかと考える。 

そこで、寺田寅彦博士の「一つの思考実験」ではないが、テレビを止めてラジオだけの生活を一日してみることにした。寺田寅彦博士はその随筆で、生活していて不安が募るのは新聞の性ではないか考え、新聞を週刊、月刊にしてみたらどうかと考えたことがあるのだ。それに因んだ。 

新型コロナウィルスの情報で混乱せずに落ち着いた生活が出来るではないか。 

ところでNHKラジオは新型コロナの情報をどう流しているのか。21日12時35分頃、「緊急事態宣言の出ている地域の皆さんに情報を提供する」と放送があった。 

ニュースの一つ目は、都が午後8時までの時短を調査したという。18、19日の夜都内6箇所、2027店舗を対象に調査し95%が守っていたという。立川98%、新宿96%、池袋94%、渋谷93%など、直接店に確認はしていないという。 

二つ目は、営業時間短縮による協力金の問題だ。今まで全期間を通じる場合は186万円が補償されていたが、新たに応じる場合は102万円支給、大企業も含まれるという。 

人の流れを止めるには営業時間短縮の店舗を多くすることだ。

3つ目は、無症状の感染者が増えていることだ。この2ヵ月半で51848人を調査し、20%の人が陽性で無症状だったという。20~30代よりも60代の方が高いという。 

幅広い年代で感染が広がり、対策が必要だという。若者に無症状が多く自覚しないで外出し感染の原因になっていると考えていたが、高齢者の方が要注意なのだ。 

4っつ目は、高齢者の施設でも早く検査を実施すべきだという。無症状であっても症状が出る。誰が感染していてもおかしくないというのだ。 

センター長は、無症状の人も他人に移す。防止対策は不要不急の外出を避ける、3蜜を避けることという。東京の感染者数も数字は落ち着いているように見えるが油断は出来ない。変な希望的観測は持ってはいけない。 

思い出すのは国会の代表質問で立憲民主の枝野さんが、政府は根拠無き楽観論に立ち対応が遅れている。「正常性バイアスだ」と追求していたがそのとおりだ。 

関連するニュースとして、大学入試関連で試験方法の変更が出ている。国立10校、公立8校、私立38校、短大14校などが出願方法を変えていると文科省が注意喚起している。それぞれHPで確認を。 

緊急事態宣言の出ている栃木県のニュースとして自宅待機が837人と多くなり2箇所を追加したという。13日以降、ステージ4となっている。 

千葉県の私立中学の入試がオンライン入試となったそうだ。学科別にオンラインで自宅で受験できるらしい。12人が受験、見直しが出来ないのが難点らしい。受験生のほか誰もいないことを確認するために部屋の全体写真を取るらしい。 

ラジオニュースを聞きながらメモしたために少々の間違いはあると思うが、テレビよりも重要なニュースを流しているではないか。

NHKは「安心ラジオは生活に必要な情報を伝える」という。

 

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