2021年1月28日木曜日

国会参院予算委員会を見て:「大変申し訳ない」では許されない菅総理か

 菅総理も官房長官時代の自信に満ちた光景は見えず、参院予算委員会のNHK中継を見ても野党の質問に「大変申し訳ない」との謝罪一方だったが、そんなことで許される菅総理ではない。国民にとっては不満が高じていることは内閣支持率の33%で分かる。だから何とかしようと考えているのだがどうすればいいのかわからないのだ。

菅総理が言っていた。「極端に情報が入ってこなくなった」と。そりゃそうだろう、官房長官時代に権力を振りかざしてやりたい放題だったから、総理にでもなれば何をやられるかわからないという危惧が官僚などにはあるのだろう。

新型コロナウィルスで緊急事態宣言で失業者は増え、陽性者でも入院治療できず自宅療養で死亡する例が増えてきた。

東京の感染者数に注目が集まるが25日は618人、驚く一方で何があったのかと、本当かと疑いが出る。新聞によると原因は検査数らしい。3日前の検査件数は7000件程度で陽性率8~9%と見ると、当然なのだ。

感染経路調査を主とする積極的疫学調査も保健所に仕事増で実施できず取りやめた自治体も出てきた。

もっと検査件数を増やし積極的な対策を取らないと収束など覚束ないと専門家が指摘するが何故だか動きが鈍い。医療機関の対応を考えると無理なのだろうか。

政府や自治体の対策は「お願い」が多い。「外出自粛」「時短要請」それに法改正で罰則、罰金刑を盛り込もうとするが国会でもめている。

残念なことに、国会議員自ら銀座でのはしご酒、多人数による会食が週刊誌などでスクープされ、「国会議員自ら姿勢を正せ」とSNSで批判を受ける。

肝心の政治家がこんなことでは国民の信用を失っているのだ。自分たちは上級国民だから感染したとしても優遇されると油断しているのか。石原さんの例で「スムーズにいった」例もあるが立憲民主の羽田さんのように失敗する例もある。

こんなことが重なって参院予算委員会では菅総理がつるし上げになった。自宅療養や宿泊療養中に死亡することに関して立憲民主の連舫議員が「どれだけ無念か、重みがわかるか」と追及したのに対して菅総理は「大変申し訳ない」と謝罪した。

ところが新聞報道では「国民に伝わらない。言葉で伝えようという思いはあるのか」と畳みかけたところ、菅総理は「失礼じゃないか。・・いろんな批判もあるが魔用に迷って判断してきた。・・私に要因があるかもしれないが精一杯やってきた」と反論したのだ。

「言葉が通じる、通じない」については菅さん自身に原因があることは認めた。

だから新聞報道によると専門家の議員を読んで話を聞き、「熱量が足りない」と言うことだったらしい。

熱量が足らないということは、菅総理自身の体内、官邸内のエネルギーが不足していることだ。若手の議員、閣僚を呼び込んで組織の作り直しが必要ではないか。


総理だから責任上はいろんなことを考えて判断しなければならない。菅さんには派閥がないのでアドバイスしてくれる仲間もなく、官僚も敬遠していないか。だから民間人とホテルで朝食を取り情報交換していたが、最近はどうか。

国民に行動変容を起こさせるインパクトが必要と言う。「お願いばかりではダメなのだ」。これは難しい。安倍総理の頃の緊急事態宣言は相当のインパクトがあった。だから効果もあったのだろうが今回はそれがない。若い層が反応しない。

テレビや新聞を読まない連中だとスマホ、SNSなどで情報を流す方法もあるだろうが・・。

素早く決めることも必要だ。決断力だ。今までは小池都知事の後塵を拝している。小池さんは自分では決めずに官邸を訪問し政府の尻を叩くしかしていない。「やってる姿」を見せつけるだけで「コロナの女帝」だ。小池さんの先を行くことだ。

世論を反映させることだ。例え失敗しても国民の意に沿って実施したと言えばいい。

そして、総理として国会議員全員に[姿勢を正し、国民の信を得よう」と宣言すべきだ。自民党にお願いではなく自民党総裁としての立場があるだろう。

菅さんも運のあるい総理だ。こんな時期に総理になったのだ。何をやっても国民の評価は得にくい面もあるが、自分の信念に基づき一気に進めたらどうか。

まず国家観を示すことか。



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