2021年3月11日木曜日

IOCのバッハ会長は東京オリンピックを「安全で確実」というが

再選を果たしたIOCのバッハ会長は、コロナ禍でのオリンピック開催の手腕が問われると言うが、 東京オリンピックを「開催かどうか」でなく、「どのように開催すべきか」が課題であり、東京は「安全で確実」という。

何を根拠に「安全で確実」なのか。

新聞では先の日本側5人とのテレビ会談が終わったという。5人ともに「開催前のめり」の考え方ではないのか。それで判断したとしたら問題だ。

WHOの専門家のアドバイスを受けると過去に言っていたが、今日本の現状は政治家は「緊急事態宣言」解除だが、専門家は変異型が主流になることを考えるとリバウンドを警告する。

統計学や経済学の専門家がシミュレーションしているが、3月21日あるいは4月の緊急事態宣言解除にしても解除時の新感染者数でその後の感染者の動向に差異が生じる。100~140人以下での解除でも当面は減少傾向でも再び感染者が増え、7月にピークを迎える予測もある。

予選もままならず中途半端で、厳しい管理をしても成果が上がらず、「開催した」という実績だけ残した結果、大会後の日本は変異株拡散で緊急事態になりかねない。海外から多くの選手団、関係者が入国し選手村と競技場を行き来するだけでも、クラスター発生の危険はある。

選手村は隔離療養に使えるのか、医師や看護師は確保できるのか、日本人の感染者の治療に支障をきたさないか。

海外の選手団、関係者はどういう安全対策を取って日本にやってくるのか。IOCは判断できる情報を国民に提供していない。

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