2021年3月16日火曜日

菅総理、総務省接待疑惑:誘った側の魂胆? 東北新社、NTTの証人喚問を

 国会予算委員会の総務省接待疑惑は、調査の限界が見えてきた。もう時間の無駄では。総務省の調査が進むにつれ処分が増える。減給処分が停職処分に、そして退職で「口封じ」の感がする。

菅総理の責任にもっていきたい野党だろうが、自民・与党は証人喚問を回避しようとしている。

過去の総務大臣経験者が東北新社などの接待を受けているが「会食だ」という。仕事の話も出なかった。NTT社長は言うように「ただの顔つなぎ」か。

大臣経験者も接待を受けていたのだから、菅総理もそうだろうと国民は思う。現職の竹田大臣は「国民の疑念をまねくような接待はうけていない」と何度も繰り返す。野党の質問者が「では疑惑のない接待は受けたのでは」と畳みかけると答えられない。受けているに違いないのだ。

どうしても旧大蔵省の「ノーパンしゃぶしゃぶ」を思い出す。金融機関の大蔵省担当者に連れられて行ったらしい。誘われる官僚は役に立ちそうな立場の人間だ。その破廉恥ぶりに比べれば一人数万円の接待だ。

最近になって外資20%の制限があるにもかかわらず、認可を与えてしまったらしい。東北新社の担当者は「口頭で伝えた」と言うが総務省の担当者は「覚えていない」と言っているらしい。

責任回避のよくあるやり方だ。総務省の担当者は「そんな話なら覚えているはず」と再度否定するらしい。議事録に残っていないのか。森友事件では財務省関係者の言動とも一致する。

東北新社、NTTの社長が参考人として国会に呼ばれているが、刑事罰を受ける証人喚問ではないので内心は気楽に答えているのだろう。証人喚問の可能性もあるが菅政権だから拒否してくれるだろうと考えても不思議ではない。

菅総理自身もいばらの道だ。

自分が総務大臣の時に築いた権力構造、おまけに長男が大臣秘書から東北新社という許認可事業社に就職し接待では重要な役目を果たしていると国民は思っている。

菅総理の長男の存在については菅総理は「別人格」と言うし、退職した山田内閣広報官は「存在事実自体関係ない」と言う意味の発言をした。東北新社の社長は「優秀な若者だが特別な待遇ではない」と言う意味のことを言っていた。

NTT社長は企業のトップが誰と会食したなどと言う情報は公開すべきではないと菅総理との会食の有無を否定した。

菅総理にとっては自分や長男がかかわる接待疑惑であり、一番つらい立場ではないか。

問題の本質は、東北新社、NTTが接待を誘った魂胆は何か、そrにより許認可に影響を与えたかだろう。

ここは菅総理も抵抗を諦めて証人喚問にもっていくべきではないか。そして総務省の膿を出し尽くし、公平な行政へ持っていくべきではないか。

安倍、菅政権と続く数々の不正行為は「あの悪夢のような民主政権」をはるかに上回る悪事をやっていることにならないか。



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