2024年7月27日土曜日

26日、G20蔵相・中央銀行総裁会議:為替相場で日本の主張確認しただけか

G20リオデジャネイロ蔵相・中央銀行総裁会議が26日終了、久しぶりに共同声明が発表された。世界経済は軟着陸する可能性もあるが、戦争、インフレが長期化するリスクもある。日本が重視する為替の過度の変動、無秩序な動きが経済や金融に悪影響を及ぼすことも再確認した。これは2021年為替相場のコミットメントを再確認したことになる。

為替が変動する度に財務相は「急激な変動は悪影響をおよぼす」と警告していたことと一致する。

トランプ氏は大統領選で「ドル高円安」を是正しなければならないという。ドル高は米国内の製造業の復活に支障をきたすのだ。だからドル高是正と関税引き上げを主張する。「確トラ」になれが現実味を帯びてくる。

日本にとっても円安は問題だ。為替介入で160円を超えないように手を打っているが、為替介入には異論もある。しかし日本の場合はアベノミクスで円安になったことを介入で修正しようとしていると問題視しないという考えもある。 

円安ドル高は日米双方で介入する必要がある。FRBは利下げ、日銀は利上げが必要だが、それぞれが独自の経済環境にある。米国はトランプ氏の減税、インフレの危険もある。ちょうどうまくいく政策などないのではないか。

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