2024年7月27日土曜日

原電の敦賀2号機論争:典型的な活断層上にある原発事例で「廃炉」しかない

 

朝日新聞2024.7.27

2010年原子炉建屋など重要な施設を活断層の真上に立ててはいけないという指針改定が行われて以来、敦賀2号機の存在が重要な論争になってきた。

その間、活断層の可能性と言えば、事業者は活断層を否定、審査書類に重要な過ちが有ったりで行政指導をしたりで2023年申請書を出し直し、300先にあるk断層の是非が検討された。

その結果、原子力規制委員会の「恐れは否定できない」という結論になり、事業者の原電は2号機がだめなら廃炉、収入を失い、さらには3,4号機の計画がだめになる。一方、規制委員会は「活断層の存在を否定できない」と従来の考えを踏襲する。

黙っていない原電は補正書や再申請するという。

専門家でなくても、新聞に載った図面を見てもk断層が活断層とすれば2号機直下に延びている断層も活断層の可能性があることを否定できないと思うが、事業者は否定し続ける。

折り合いがつかなければ法廷闘争もあるというのだからどうなることやら。トレンチ調査などもやっている。ここは規制委員会の判断に従うべきだと思うが。

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2024.4.16掲載

原電敦賀2号機:2号機原子炉直下に活断層なら廃炉だが、質疑がかみ合わない www.yamotojapan.blogspot.com/2024/04/22.html



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