2020年2月2日日曜日

新型コロナウィルス肺炎(4):習主席の初動ミス、今死者304人感染者15000人、更に拡大?

12月12日の新肺炎発覚後の習主席の隠ぺい工作とWHOとのパンデックス宣言先送りで、死者は304人、中国以外にフィリッピンで1人、感染者は15000人になろうとし、さらに拡大だ。初動がしっかりしていればこれほどまでには拡大しなかっただろうとみられている。

習主席の責任は重大だ。政権は批判を受け、武漢市の幹部ら337人を処分したというが、それだけでは終わらない。

研究も進んできた。先に香港大はピークは4~5月だろうと予測していた。北大でのシミュレーションでは中国外での患者1人に対して武漢では数百人以上がかかっているという。新型コロナウィルスも単離に成功、今後はワクチン開発などに期待される。

現段階では世界各国で蔓延しているが、発生地は武漢、何らかの関係で武漢が関係している。だから拡大を攻めるのもある程度容易ではないか。

しかし、武漢の現状はテレビ画像を見るたびにひどい状況だ。病院は大混乱、医療団は困憊だ。中国全土から6000人の医療団が湖北省に集まっているというし、専門の新しい病棟2棟を建設中で2500床を確保するらしい。

医療物質も不足らしい。米国からも1週間で5885万点のマスクや防疫服(約25億円分)を輸入しているが追加関税から除外されているという。経済摩擦どころの話ではないのだ。

災害が発生すると海外から支援の手が伸ばされ医療団が送り込まれるが、今回の新型コロナウィルス肺炎は医療人にも感染の危険はある。そうやすやすと手は出せないだろう。渡航禁止にもなっている。中国は世界第2位の経済国、一帯一路構想で巨額の投資を海外で行っている。自分でやるしかないだろう。

驚いたことに北朝鮮が中国に支援金を送ったという。金委員長は兄弟の困ったときは助けるというのだ。

今回の新型コロナウィルスによる肺炎は人災の面が大きい。

武漢を北京、上海に次いで3番目の新一流都市建設を目論んでいたがイメージダウンにつながることを恐れたか。さらには習主席が一番恐れているのは外国人の退避だろう。メンツの問題だろう。

習主席は現状をよく理解すべきだ。自分の責任を武漢の幹部の処分で終わらせてはいけない。

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