安倍後援会の「桜を見る会」と前夜の夕食会の政治資金規正法違反疑惑が予算委員会で野党の追及が強まっているが、ここに来てホテル側と安倍後援会の見解が大きく違ってきた。
往生際の悪さを見せつけている安倍総理の姿が際立つ。安倍総理の国会での説明に納得しない国民が70%を超えているのだ。
後援会活動と政治資金規正法との関係は国会議員の間では何時も問題になる。思い出すのは小渕優子議員の後援会ツアーでも同じことが発生した。当時小渕優子さんは経産相だったが「私の知らないことが多すぎる」と経産相を辞任し、議員辞職に追い込まれた。
この時は「姫は何も知らない」、「すべては私の責任」と現職長野原町長が名乗りを上げ辞職した。
東京地検特捜部の動きも早く家宅捜索に着手した。何か群馬県政を動かすほどの疑惑事件に発展するかと思っていたが意外な結末に終わった。資金の動きがわかる(?)資料が保管されていると思っていたパソコンを押収したがHDがドリルで破戒されていて、復元が難しい事態になった。事務所はパソコンの買い替え時と言っていたが資料の破棄は明らかだ。
この時も安倍総理は「任命責任は私にある」と言うが何ら責任は取らなかった。
安倍総理は自らの不祥事での責任を追及される事案が多い。しかし認めようとせず、ウヤムヤのうちに処理しようとしているが自民党はどう思っているのか。4選どころではない。任期いっぱい務められるかどうかだ。
青木方程式で計算すると、内閣支持率39%、政党支持率34%、合計73%で内閣が危うくなる50%は超えている。その要因は野党の政党支持率が低いためではないか。
朝日新聞の世論調査の「自民党総裁にふさわしい人」で石破さん25%、岸田サン6%、茂木さん1%、河野さん8%、菅さん5%、加藤さん1%、小泉さん14%そして「この中にはいない」が32%でトップだった。
安倍さんの不祥事が続けば石破さんの出番か。安倍さんが一番嫌がる人材らしいが、国民は支持しているのだから仕方ない。きちんと自民党総裁選で選ぶべきだ。岸家、安倍家の政治家一家の流れを汲み実績を残そうとしているがこのままでは晩節を濁す結果になる。
安倍総理の潔い決断を望む。
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