2020年2月5日水曜日

中国観光客に翻弄される日本経済:イベント、観光地、ショッピングでの長期安定経営の脆弱さ


又、中国観光客に翻弄される日本経済が明るみになった。新型コロナウィルスの肺炎拡大で中国人の訪日が減ったことが日本の観光地、テーマパーク、イベント、そしてショッピングセンターの客数の激減で長期に継続的な経営の脆弱性を見せ付けている。

普段マナーの悪い中国人には辟易していたが「爆買い」で潤っていた経営が揺らぎ、損失を被る結果になってきた。

一昔前(?)、日本海側でも中国観光客の「爆買い」にあやかろうと大型クルージング船が着眼できる港湾の整備、更に港にショッピングセンターを開設、中国人が好む商品を集めていた。

銀座の道路は観光バスが多数駐車し、ダンボール箱を多数抱えた中国人の姿を見た。デパートには経営不振で中国資本になったLAOXが出展しデパートでも電化製品を買えるようにした。そういえば、昔はデパートで家電製品が買えたものだが、いつの間にかなくなっていたが、中国人のために復活したのだ。

中国人が離日した羽田空港では空の段ボール箱が山積み状態で廃棄されていた。

そして今、各地観光地、みやげ物店、テーマパーク、ホテル、デパート、薬局、観光バス、LCCなど航空便、クルーズ船などあらゆる分野で中国観光客の激減で経営にも影響を及ぼす状況らしい。

安倍政権はインバウンド消費を掲げるが、何と言っても中国、韓国、台湾、香港、タイなどアジア勢が多く、アメリカ、イギリス、フランスなどからの訪日客は少ない。何故、G7諸国からの訪日が少ないのだという議論も出てきている。

中国客も大きく期待することは危険だ。「爆買い」ツアーも中国が税制改革をすれば失速する。経済悪化を招きビジネス立地が悪くなる。

東京オリンピックが期待されているが、中国に変わって欧米からの旅行者増に期待がかかる。

アジアに偏ったインバウンドは長期に安定的経営の継続に脆弱さが目立ってきた。過去の教訓をどう活かすか。一時の儲けで潤う経営を維持するのか。


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