2020年2月2日日曜日

今日の新聞を読んで(333):日本ではどんな政権が可能なのか、自民党「たらい回し」か

ポスト安倍が話題になるが一向に誰か決まりそうにない。日本にはどんな政権が可能なのか。朝日新聞(2020.2.2)の曽我編集委員の「日曜に想う 首相が野党から奪おうとしているもの」は面白い。日本にどんな政権が可能なのか考えてみると一度政権に就くと党内「たらい回し」の政権が続き、国民にあきらめられると政権交代だ。

でも肝心なのは、政権に就いた経験のない政党は無残な結果に終わる。人気を得るための政策の大風呂敷、財源がない、総理の器か、行政力で官僚をコントロールできるかなど問題が多く国民にみぎりをつけられる羽目になる。

過去の政権交代を見てみよう。

あれだけ暴れまわった自民党・小泉政権も年金問題が噴出する恐れがあったために任期いっぱいで国会を締め小泉さんは去っていった。その跡を継いだ人間は大変だった。

安倍第一次政権だが、総理の準備もできず、いきなりの禅譲でお友達に助けてもらうしかなかった。そこに落とし穴があった。うまくいかないことに加えて体調を崩し政権を放り出した。

そこから始まったのが自民党による「たらい回し」政権で本格派政権として福田政権が誕生したが、当時は「いつ解散総選挙か」が政局になり、選挙向きの顔でない福田さんが辞任し、人気があると思われた麻生さんが総理に就いた。しかし、リーマンショックで経済再建が急務と総選挙を回避したために人気も落ち、辞職の道へ。

そして、「政権交代してみませんか」のキャッチフレーズで民主党が人気を得、初めての、未経験の民主党政権が誕生した。政治家一家の鳩山さんが総理に就いたが小沢さんとの権力の二重構造も顕著になり、市民運動家出身の菅政権へ。市民運動家出身ということで大きな期待を持ったが、言うことは理想論に加えて、あってはならない3.11東北地方太平洋沖地震に伴う巨大津波被害は妻に対策が不十分だった福島第一原発で大きな原発事故につながった。その対応の在り方が問われ「いつ解散か」も手伝って辞任し、松下政経塾出身の野田さんにバトンタッチした。

野田さんは「前に進める政治」に力を入れ、期待できる政治をにおわせたが、何しろ「たらい回し」の政権交代は国民から離れた。

長期に停滞する日本経済の要因は円高、株安ということになり、野田政権でも市場にカネを流す金融緩和が叫ばれたが当時の日銀総裁である白川さんは緩和な緩和策しかとっていなかった。

そのころ、自民党では安倍さんが総裁の座に帰り咲いた。

麻生さんの後、自民党総裁選で安倍さんの他に同じ派閥から町村さん、当時の執行部から谷垣さん、石原さんの名前も挙がったが本来なら現職総裁の谷垣さんになるはずだったが石原さんが「自分が出る」と頑固に出馬を表明、親父さんが東京都知事だったこともあって谷垣さんは身を引いた。

石破さんは予備選で地方票の集めてトップになったが、本戦で安倍さんが勝った。第1次安倍内閣の無様な結果に奮起した取り巻きお友達が強く推した結果だったのだろう。

石原さんが辞退し、谷垣さんが出馬していれば状況は違っていたのは確かだ。今、ピンチになった自民党で谷垣さんに期待する動きもあったが、自転車による事故の後遺症で議員もやめた。

そして第2次安倍政権が始まった。後は見ての通りだ。

一強長期安倍政権を築き、数次にわたる選挙で野党を潰しにかかり公私混同の危ない政治を続けているが、総裁任期が迫りポスト安倍がメデイアの話題に挙がっている。

4選の声もあるが、ダメだろう。ポスト安倍の連中が許さないだろうし、まず国民が許さないだろう。もう民主政治の根幹を揺るがす政治手法は御免だ。

野党も不甲斐ないということになれば、歴史は繰り返すだ。自民党内の「たらい回し政権」が続くだろう。自民党には政権を維持できる人材も多いはずだ。官僚もコントロールできる。

それしか今の日本での政権交代はない。

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