2022年11月29日火曜日

今日の新聞を読んで(581):集合住宅、マンション林立で都会も「限界集落」、高齢化ばかりではない

 

朝日新聞 2022.11.28

「隣は何をする人ぞ」「交流がないから気楽」「個人情報保護」でコミュニケーションに欠ける集合住宅、マンション林立が目立つ地域は都会でありながら「限界集落」だ。高齢化ばかりが理由ではない。朝日新聞(2022.11.28)「羽田空港近く 都会の限界集落」の記事を読み私の住んでいる地域も同じような状況なのだ。

自治会組織はあり、定期的に「自治会通信」が配布されるが読んでいる住民がいるのか。集合住宅、マンションが建つと人口は増えるが自治会組織は前から住んでいる住民に頼る。だから今、高齢化が問題になている。実施する行事に新住民が参加する機会は少ない。

新聞記事によると、大規模都営住宅が中心に高齢化が進み、限界集落の様相を呈しているらしい。私も若いときに都営住宅に入りたくて何回も応募したが落選が続いた。落選回数が増えればいつかは当選するといわれたものだ。しかし今、高齢化で限界集落になっている。

若いときに入っても何十年もたてば高齢化する。都営住宅は収入などの制限があり出ていかなければならない。さらに今、都の掲示板を見ると「単身者」「高齢者」ようの募集がある。これじゃ高齢化が進むばかりだ。

以前新聞で関西に公営住宅に外国人の入居を認めたという。現在に入居者では日ごろの地域の運営もできなかったが、外国人入居者で運営ができるようになったというのだ。

私の住んでいるマンションも中規模の平均的マンションだが、交流もないし、「個人情報保護」ということで誰が何をしたなど情報がない。

今は40台が多いだろうが、2回目の大規模修繕工事をやる頃は高齢になる。築50年となると建て替えかそのまま住むかの選択が迫る。その時初めてマンション内ばかりでなく地域から孤立していることがわかる。

更に重要なのは、大規模災害時は私たちの地域は多摩川が避難所、集合場所になり、自治会ごとに集合することになっているが、自治会の名称すら知らない。同じ仲間なのに顔もわからない。

何時だったか、東京一極集中にどう対応するかのレポートがまとまったことがある。「高齢者は地方へ」とうたっていたと思う。広々とした老人ホームで過ごしのもいいかなと思ったがこれじゃ、ますます地方が高齢化してしまう。

厄介な問題だ。都会の人口が多い地域でも「限界集落」ができているのだ。




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