私達には米国での選挙権はないが、どうしても気になる米国の中間選挙、2年後の大統領選だ。米国の政治事情は他国にも大きく影響するのだ。今回の中間選挙ではトランプ元大統領の影響が大きい共和党が優勢のようで、2年後の大統領選にトランプ氏の再出馬がうわさされている。
全会のトランプ時代とは違って今は、ロシアによるウクライナ侵攻で原材料、エネルギー価格の高騰は前世化に物価高を来し国民の生活に大きな影響を与えている。そのために欧州では極右政党に現政権が脅かされている。そんな中でのトランプ政権がやってくるのか。
確かに「米国第一」、「強いアメリカ」で労働者を鼓舞する。閉塞感打破で再びトランプ支持の共和党が勢いづいている。しかしその中でもトランプ離れも始まっているという。トランプ率いる共和党は本当の共和党ではないというらしい。
確かにアメリカらしくない政策もあった。多国間協議から離脱、2国間協議で米国優位の立場にもっていく手法、世界の民主主義国のリーダーにはふさわしくない選挙制度への屁理屈だ。
先の大統領選で投票法に[不正があったとして根拠のないことを掲げ、選挙の敗北を最後まで認めなかった。民主主義国家で選挙制度の不正を訴えているのだ。
この選挙不正を煽り、集会に参加した共和党員が連邦議会まで乱入する結果のなった。
中国とは貿易バランスが崩れていることを理由に高関税をかける掛け合い合戦になった。中国からの輸入品が高騰したために米国内で物価高騰を招いた。
北の核・ミサイル開発を阻止するために6か国協議から2か国協議で金委員長と対峙したが、政治ショーに終わるだけの結果になった。
ウクライナ問題はどう対応するのか。トランプ氏はNATOの軍事費増額を要求、のまなければ撤退と主張した経緯がある。
ロシアは自国の安全保障のためにNATO拡大を阻止、旧ソ連邦の再構築でウクライナへ侵攻したが、欧米の支援を得てウクライナが善戦し、ロシア派撤退の局面なっている。米国は度重なる兵器の供与、軍事費などの支援策を取っている。
共和党政権になるとどうなるか。「国内で生活苦があるのにウクライナを支援する余裕などない」という考えも出てくる。そうなると欧米が団結してウクライナ支援している状況に変化が出るのか。
「米国は世界の警察官ではない」とオバマ元大統領が発言(?)して以来、中國、ロシアが「力による現状変更」の強権に打って出た。
中国はアイア、アフリカの低開発国に経済援助を名目に「一帯一路」構想を展開、南、東シナ海でも人工島を建設に軍事化を進める。遅まきながら米国は「開かれたインド太平洋」構想で対応する。
北は核ミサイル開発を止めない。世界は経済制裁で対応するが、中國、ロシアが北を支援する。北は「核保有国」を認めよというのだ。
あらゆる世界の揉め事には背景にアメリカの存在がある。やっぱり民主主義国のリーダーはアメリカなのだ。共産主義、強権主義国に対してアメリカの存在は大きい。アメリカに代わる国は見当たらない。
米国民も「アメリカ第一」で自国のことばかり考える政権であってはいけないのだ。
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