2022年11月11日金曜日

葉梨法相職務軽視発言:撤回しても事実は残るのになぜ、撤回するのか

またまた法務大臣が職務を軽視するような発言をし、一時弁解していたが野党などの批判も高まり、謝罪し撤回したという。でも撤回してもその発言が将来にわたり無効になるのだろうが、発言したという事実は残るのに、何故撤回するのか。

10年ほど前に柳田さんが法相の時、「個別の案件のはお答えを差し控える」「法と証拠をに基づき適正にやる」と2つのことを言えばいいと発言し批判を浴び、撤回謝罪したが最後は辞任した例がある。

撤回しても発言の事実は使われるのだ。

新聞報道によると葉梨法相は、同僚議員が主催する会合で、法務相の仕事を紹介するのに「 朝、死刑にハンコを押せば昼のNHKのニュースのトップに乗る」その程度の地味な仕事だが、「今回は旧統一教会問題で抱きつかれ…私の顔もいくらかテレビに出る」ことになったという内容の発言で法務相の仕事を面白おかしく紹介したのだろう。

よくメデイアは発言の一部分を取り上げて報道することがある。そのたびに発言の全文を読めば自分の発言の真意が理解されるはずだと弁解する。

しかしメデイアも問題になりそうな部分を切り取って報道するものだ。だから本意と異なる結果にもなる。

今までの重要人物の問題発言はすべてこの手だ。楚歌氏発言を撤回するというと内容的にはかなりいいことを言っている場合があり撤回されては惜しいと思う発言もあるのだ。

国会議員は会合などで「受け」を狙って面白おかしく発言することが多いが、メデイアが入っている会合では気を付けた方がいい。

逆に何故、簡単な挨拶が問題を起こすのだ。国会議員は役職上では役人の書いた文章を棒読みすればいい。だから自分はどう発言すればいいのか日ごろから鍛えていないので、あいさつも顰蹙を買うのだ。

日ごろから自分のあいさつに磨きをかける訓練が必要ではないか。批判されれば容易に撤回するが、撤回しても事実は残り後々利用されることを忘れてはいけない。



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