もうすっかりとは言えないが、忘れかけていた福島第一原発事故責任を追及されていた3人(勝俣氏死亡)、武黒、武藤の2人の副社長 の無罪が確定したとニュースが流れた。確か、政府予測の地震予測「長期評価」を信用せず、防潮堤の増強を怠り非常用電源が使用できず原子炉の暴走事故を起こしあの甚大な事故を発生させた責任を問われ強制起訴されていたのだ。
「最大15mの津波が原発に押し寄せる可能性」を3人は一貫して「予見できなかった」と主張し、裁判所が認めたことになる。
若手技術者が政府の予測に基づきシミュレーションした結果、15m以上の津波が押し寄せるることがわかり防潮堤の増強を提案したが、経営者は信用せず土木学会に検討を依頼した。何も対策をしなかったために結果はあの通りになった。
原子力発電と言う巨大な技術での電気事業に取り組んでいる東京電力としてはお粗末な経営者としかい言えない。
その後は安全対策で多大な投資をすることになった。
この事故で双葉病院、老人施設から患者が避難すべきだったが入院患者人が死亡したのだ。
今回の業務上過失致死傷罪では無罪になったが、このほかに損害賠償責任が追及されて、こちらは3人で13兆円の賠償が要求されている。
これだけの事故を起こしたのだ「予見可能性がなかった」では済まされない。
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