28日のゼレンスキー大統領とトランプ大統領との首脳会談はウクライナ和平への第一歩と考えていたが、両者の本来の趣と違った方向が目立ち、口論、物別れに終わったという。トランプ大統領の本音はウクライナとの鉱物資源協定で 米国がウクライナにレアアースなどの権益を築くことだった。
しかしウクライナは「安全保障」の約束が必要だがトランプ大統領は「安全の保障はあんまりしない」という。これじゃ物別れになる。
バンス副大統領が「和平に向けた外交の重要性」を説いたというが、ゼレンスキー大統領はこれに反論したという。被害者はウクライナでロシアは「侵略者」なのだ。
トランプ政権でもこの点がはっきり見られない。
物別れに終わったが、「平和の準備ができたら戻ってこい」とトランプ大統領はいったそうだが、プーチンにはどういっているのか。
当然と言えば当然の結果だったが、時事通信などによると欧州の友好国はゼレンスキー大統領にエールを送っている。
イタリアのメローニ首相やイギリスのスターナー首相は取り組み方の協議を提案してきた。EUのフォンデアライアンさんは「決して一人ではない」と勇気づける。仏のマクロン首相は「ロシアは侵略者、ウクライナは被害者」という。
ドイツのシュルツ首相は「ウクライナは一番平和を望む人」と言い、スペインのサンチェス首相は「ウクライナを指示する」とエールを送ったそうだ。
孤立しているのはウクライナのゼレンスキー大統領ではなく、仲裁で何かを得ようとしているトランプ大統領だ。
トランプ大統領は自らの立場を見直すべきではないか。
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