2025年3月11日火曜日

杉並区婦人会の環境問題取り組み:レジ袋の次は生ごみのたい肥化か

 杉並区の婦人会の環境問題取り組みは目を見張るものがあった。重油の使用量削減のためにレジ袋の廃止に取り組み、全国組織で成果を上げることになった? スーパーなどは競って削減率を表示、消費者に環境問題に取り組んでいることをPRした。

しかし削減率は18%程度で20%を超えなかったというし、専門家の間では重油の使用量削減に疑問を呈する意見もあった。

ポリ袋、レジ袋の削減と重油使用料削減の成果がはっきりしない。逆に効果なしの話も聞くが、スーパーのレジを見ていると、レジ袋1枚3~5円と高い。それがあってか買い物バッグを持参の客が多い。成果はわからないが少しでも減らそうとする消費者が増えたことは確かだし、環境問題への取り組みとしては評価すべきだったか。

その杉並区で今度は生ごみを分別したい肥として有効利用できないかと言うのだ。「分別すれば資源になる」というキャッチうれーずだ。

どうだろう。生ごみとして処理場に出せば焼却ゴミだが、分別して出せば有効物、資源になるというのだ。

生ごみとしてどう分別するのか。調理前の皮、茎、葉っぱと調理隅の残り物をブッ別するのか。生ごみと一緒にしてしまうのか。

分別した生ごみを破砕する、おがくずなどを混ぜ、土壌菌で発酵させる。そしてたい肥化か。

私も現役時代に検討したことがあるが、油分、塩分はダメ、肥料として品質をどう均質化するか。N,P,K成分をどうするか。

どういう分野に使用するか。肥料だから適当であってはならない。家庭菜園に使うのとは違う。

たい肥化に設備投資し、いくらで販売するのか。これを役所がやるとするとどうなるのか。

どこか成功しているところがあれば事前調査すべきではないか。



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