トランプの外交政策がわかってきた。自由主義世界を守るのではなく、自分に利益があるかどうかが判断基準なのだ。
28日のゼレンスキー会談でトランプ大統領、バンス副大統領が激怒したのは、自国第一主義でロシアとの融和策を進める外交にゼレンスキー大統領が踏み込んで発言したのだ。バンスが「外交が重要」というがゼレンスキー大統領は今まで幾度となくロシアの外交に騙された経緯があるからだ。
ウクライナは自分の国土でロシアと戦っている。被害も甚大だ。一方アメリカは海を隔てた米国の国土で戦っていないから、理解が薄い。
今回の米国ーウクライナ会談の決裂で「米国の時代は終わった」とみる識者が多いが、ウクライナが謝罪しなければ修復は難しいともいう。
米国を取り巻く友好、同盟国も意識改革が重要だ。NATO加盟だから何かあると米国が守ってくれるなど考えない方がいい。
日本も他人事ではない。米国の言いなりに軍備の増強するが台湾有事で日本を守ってくれることなど期待しない方がいい。中国をはじめ、東南アジアとの関係を強化する必要がある。
新聞報道によると、米国はウクライナへ数十億ドルのミサイル、砲弾の差し止めを止めて従来通り提供すべきだ。支援額のほとんどが国内の米軍や軍事産業に回るはずだ。そのままウクライナへ支援されるものではない。
口論、決裂しても裏ではウクライナ支援を続ける。それが米国の姿勢であってほしい。
このような外交を続けていては習主席、プーチン大統領がほくそ笑むばかりだ。高関税をかけあっているのも友好国へのいじめにみえる。中国からのアルミが韓国経由だということで韓国に関税をかけるという。
中国、ロシアと直接会談しないのか。すでにプーチンには負けていないか。トランプは「敗北者」だ。
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