2021年7月3日土曜日

「有観客」か「無観客」か:菅総理と小池都知事の駆け引き続くか

 

あれほど「有観客」に拘っていた菅総理が「先にも言っていたとおり「無観客」もありえる」とテレビでコメントしていたのを見て、菅総理はあくまでも「自分の立場」を重視しているのだと感じた。 

「国民の安全、生命を守るのが私の責任」と言いながら自分の立場を重視し、総理だから仕方ない、官邸、政権内、組織委員会は菅総理の意向に振りまわされている。 

最終的には5者会議で決めると言うが、組織委員会は「政府の方針に従う」と言う。 

一方、体調を崩して入院していた小池都知事が退任しテレワークしていたが「感染状況を注視し「無観客」も軸に考える必要がある」と主催者側の考えを述べた。 

今、東京は都議会議員選挙の運動中だ。メデイアの報道でも東京は感染者数が増加傾向で第5波に入った感じだ。「有観客」を主張していた公明党がここに来て「無観客」を言い出した。「有観客」では票が逃げるのだ。 

東京は、7月11日の期限で「まん延防止」措置を延長するのか、又新たに「緊急事態宣言」を発出するのか。 

専門家のシミュレーションではこのまま進めば2週間後のは感染者数700人、4週間後には1000人を超えるという。人出増は感染リスクを高めることは明らかなのだ。

午後10時から0時までの夜間滞留人口が増加しているのだ。今大会は夜間での大会開催が多い。埼玉県知事は夜間の大会は「無観客」を提案している。 

一方、菅総理は煮え切らない。ギリギリまで感染状況を見たい姿勢だ。だから関係者(官邸などの側近、閣僚)が日々の感染状況によりいろんな考え方を示す。菅総理が誰を信用しているか分からないが、「有観客」での開催があってこそ「新型コロナウィルスに勝った証」とし自らの政治生命を懸けているのだろう。

博打を打たれたのでは国民はたまったものではない。主催者である小池都知事の「無観客」を軸に考える必要がある。 

またもや、小池知事に流れを造られたことになるか。

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