2021年7月5日月曜日

小池と言う政治家に手玉に取られた東京の有権者か

 本当に一枚上手だったのか、自民党や5日の民間テレビの情報番組は小池と言う「機を見るに敏なる」政治家の行動を分析し、小池知事のしたたかさに感心する。「2度目に倒れるのも・・」と言って病み上がりの身に鞭打ち予定時間を遅らせた記者会見、選挙戦最終日は都民ファーストの候補者を激励に回るが、マイクは持たず応援演説はしない。

情報番組の政治通のジャーナリストが「二階さんとの密約」「都民ファーストを応援するなら自公も同等の応援を」とくぎを刺されたと説明する。

だから板挟みの小池さんは体調不良で入院、退院してもテレワークで都民の前には姿を見せない。しかし選挙戦最終日に姿を表し笑顔を振りまく。

全メデイアが「待ってました」とばかりに小池知事を追っかけ、夕方のニュースにする。都民ファーストの代表は涙を浮かべて有権者に訴える。

その結果か、大きく議席を減らしたが31議席にとどまった。

本当に小池さんの行動が効果を表したのか。以前総選挙で劣勢だった自民党の大平総理が選挙中に急死した。以降、弔い合戦となり自民党が勝利した例がある。

選挙区でも死亡した政治家の跡を継ぎ立候補するが親族が必ず勝つ構図も出来上がっている。人情が大事なのだ。

小池さんが最終日に有権者の前に出なかったらどうなっていたか。都民ファーストが大きく議席を減らし、一方立憲、国民民主、共産が議席を伸ばした可能性があるか。

東京と言うところは知事選でも超有名人、名の通った候補者が立候補するので300万票以上を獲得する。専門家は東京は3割がミーハー票と言ったことがある。

小池ー都民ファーストはミーハー票ともいえるか。小池と言う政治家の性格を良くつかみ、言動に左右されてはいけない。

一日も早く落ち着いて都政を任される知事を選ぶべきだ。そのためにはメデイアの質を上げるべきだ。絵になる知事なら誰でもいいというわけにはいかないのだ。


0 件のコメント: