2021年7月1日木曜日

「減少傾向がみられるが・・」:どうしても「ワクチン効果」を認めたい菅総理か

 菅総理の官邸での会見コメントでは「減少傾向がみられるも・・・」が常套句になっている。確かに大きな波は減少傾向であるが、詳細にみていくと、拡大がみられる。東京は715人、週間平均でも508人、前週に比べて増加が続く。ステージ4が近づいているのだ。

人出の動きも人流が増加、夜間の滞留人出が多くなっているという。20代、30代が感染者数の約50%、快楽を求めて繁華街などを出歩いているのか。友人とのコミュニケーションが大事なのだ。

しかし、専門家のシミュレーションはいずれも厳しい。このままでは7~8月には重大な事態が発生しかねない。今、厳しい対策が必要と警告するが厳しい対策が出てこない。緊急事態宣言を想定しているのだろうが「慣れ」が蔓延している。

「気のゆるみ」「自粛慣れ」はリバウンドへ、第5波が目前であることは素人でもわかる。

その要因は菅総理のコメント、オリンピックでの安心安全対策、有観客か無観客か、プレイブック、各国選手団の安全対策を組織委員会が説明しているが「大丈夫な大会か」と誤解を招いていないか。実態は「危険で不安な大会」なのだ。バブル方式というが海外でははじけてクラスターが発生している。

飲食店は生活が掛かかっていると自粛要請を拒否する店も出ているし、飲食店と酒がなぜいけないのか科学的データを示せというが、それには一切答えていない。

菅総理の発言などで「安心バイアス」が助長され、人出の抑制を広報しても効き目がないのだ。


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